野本明照のレビュー一覧

  • チナミの風景

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    ジャケ買いで大当たりした作品。初めて万華鏡を覗き込んだときのような、あるいは川原でキラキラした石を見つけたときのようなザワザワした感覚。この「チナミの風景」という作品には「非日常の夢」がギッシリと詰まっている。

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    2009年10月07日
  • 916~野本明照作品集~

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    野本明照氏の作品『916〜野本明照作品集〜(2010)』を読んでみた。ラストの”ユキクマ”がGood!!

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    2019年07月15日
  • チナミの風景

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    舞台は奇人変人が跋扈する「猫目町」……といっても、
    諸星大二郎『栞と紙魚子』シリーズの胃の頭(いのあたま)町よりは
    異常じゃない(笑)
    そんな町で母と暮らすチナミちゃんの日常。
    おかしな人たちにも、それぞれ持論や信念があって、
    しかもちゃんと筋が通っているので、
    最初は「あいつら成敗してやる」などと思っていた偏屈少女も、
    なんだかんだで彼らに寄り添う形になってしまうという、
    意外にハートウォーミングな作品。

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    2013年09月17日
  • チナミの風景

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    以前に「916」という短編集を読んでいて、その上で思うには、この著者の創造の箱庭、またはおもちゃ箱とでもいうような枠組みの中で展開されるお話なのだろうか。異世界の部分が混入しているがそれで安定してしまっている世界の日常風景が描かれている。世界を壊すような躍動感はないけれどもそんなところが独特の味わいを出しているのだろう。

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    2011年09月23日
  • 916~野本明照作品集~

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    普通に見える日常を一部分おかしなことに変化させたような六つの短編。あの湯たんぽを産着にくるまれた赤ん坊にみせたのにはちょっと感心した。

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    2011年01月25日
  • 916~野本明照作品集~

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    絵は相変わらず上手いが松本大洋とカネコアツシの中間のような絵と、日常に密接した奇天烈な世界観を売りにした野本明照の短編集。まったくつまらなくはないが、相変わらず「奇天烈さ」のようなものに逃げてしまって、話がいまいち展開しない。たとえば「少年ポコポコ」という短編は、主人公の少年が、歩くとポコポコ音が鳴る体質を持っている、という魅力的な導入から始まる。その後どんな展開があるのかと思ったら、道端で「人はオジサンをトーセンボウさんと呼ぶ!」とか叫ぶ変質者っぽいおじさんと出会ってしまう。その時点でもう「ポコポコ」というちょっとした違和感が、おっさんのインパクトで台なし。オッサンとの対話で話は終わってしま

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    2012年01月09日
  • チナミの風景

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    絵もストーリーも好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、個人的には好きな作品です!!
    特に、第五話の「雨のワルツ」が良い!!

    この人の作品は、また読んでみたいですね〜。

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    2016年04月24日