【感想・ネタバレ】916~野本明照作品集~のレビュー

あらすじ

公園で娘と平和な時間を過ごしていた男。しかし、そんな彼に突然スパイ疑惑が降り掛かかった。公園のトイレで拷問を受ける男…その運命は!?(Z916 タンピコへ)。校長の独断により、一年生は全員運動部への参加が強制されることになった高校。「ラクそうだから」で選んだ野球部だったが、練習試合で高校生離れした豪腕投手と対決するハメに…?(LEFT.)。引退を決意した老いぼれの殺し屋。頼まれた仕事を完璧にこなす一方で、自身の人生は正しかったのかと自問を繰り返す。そんな彼の末路は…?(蠅の王)。歩くたびに足からポコポコ音がするフシギな少年。己の人生に絶望し、お菓子背負って放浪の旅に出発…!(少年ポコポコ)。怠惰な日々。最低な友人。もちかけられた、最悪の強盗計画。「ああ、死んでくれねえかな、コイツ」(SUGARLESS)。公園に潜むクマ男と、遊び相手を求めて公園へとやってきた少女。そぼ降る雪の中で育まれた、二人の束の間の交流の果てに…?(ユキクマ)。

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Posted by ブクログ

野本明照氏の作品『916〜野本明照作品集〜(2010)』を読んでみた。ラストの”ユキクマ”がGood!!

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2019年07月15日

Posted by ブクログ

普通に見える日常を一部分おかしなことに変化させたような六つの短編。あの湯たんぽを産着にくるまれた赤ん坊にみせたのにはちょっと感心した。

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2011年01月25日

Posted by ブクログ

絵は相変わらず上手いが松本大洋とカネコアツシの中間のような絵と、日常に密接した奇天烈な世界観を売りにした野本明照の短編集。まったくつまらなくはないが、相変わらず「奇天烈さ」のようなものに逃げてしまって、話がいまいち展開しない。たとえば「少年ポコポコ」という短編は、主人公の少年が、歩くとポコポコ音が鳴る体質を持っている、という魅力的な導入から始まる。その後どんな展開があるのかと思ったら、道端で「人はオジサンをトーセンボウさんと呼ぶ!」とか叫ぶ変質者っぽいおじさんと出会ってしまう。その時点でもう「ポコポコ」というちょっとした違和感が、おっさんのインパクトで台なし。オッサンとの対話で話は終わってしまう。「チナミの風景」からまるで進歩していない。担当編集はこれで満足しているのだろうか。満足感が低い。

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2012年01月09日

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