佐野裕のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレLINE社インフラエンジニアの著者が自らの経験を基に書かれた教科書的な書籍。
これからインフラエンジニア(運用保守・設計構築)を目指す方ならば、初めの読むべき一冊だと思います。
教科書の名に恥じず、インフラエンジニアの仕事内容から始まり、扱われる技術の概要、購買、運用、大規模インフラの話、そして個人の成長について、これらを扱っています。
必須知識を広く浅く、そして分かりやすく書かれているので、サクッと読めると思います。なので、中堅エンジニアが自らの経験の棚卸しに使ったり、社内教育の資料作成時の参考に使ったりなど、読む人の立場によって、色々な活用方法があると感じました。
とはいえ、インフラ -
Posted by ブクログ
LINEの創業時からのインフラ担当者が著者。冒頭の記載は以下の通りとなっている。
「創業当時わずかサーバ3台で始まったITインフラが、いつの間にか数千台〜数万台規模に成長しました。特に最近ではLINEというスマートフォン向けアプリが世界規模で支持をいただいていることで、インフラ規模が以前にも増して急拡大しています。」
しかし、このITの進展が目まぐるしいご時勢、サーバなんてそれほど多くないものと思いきや、数千台?数万台?信じられない規模である。システムインフラの苦労は絶えないというもの。以下、引用。
・サーバとパソコンの違い
サーバはパソコン同様、マザーボード、CPU、メモリ、ディスクな -
Posted by ブクログ
最近勉強して多少は詳しくなったつもりであったが、本書は全く歯が立たない内容だった。やはり机上で勉強するのと、現場で必要な知識には相当に差があるということか。
・RDBMSの選定理由
?Oracle Database
・ミッションクリティカルな場面での導入実績が豊富。特に課金系や認証系など、さまざまな基幹系でよく選定される。
・大規模環境向けの機能が豊富である。
・早くから可用性を高める機能が実装されていた。エンタープライズサーバ+UNIXの環境で用いたい。
?SQL Server
・Microsoft.Net環境でアプリケーションを構築しているので同じMicrosoft製品として親和性 -
Posted by ブクログ
教科書というより、インフラエンジニアとして把握しておくべき知識分野について網羅的に触れたといった内容であり、内容的には正直言って浅い。
書籍としては、著者の経験談をメインにして、知識については著者のコメント付きの参考文献集をつけるだけにしといた方が面白かったかなと思う。
ただ、エンジニアとして把握すべき事項としてIT以外にも財務や商談について述べたり、エンジニアとして身に着けるべき能力がドキュメントやカタログを読み解く力と指摘していたりする点は、これからインフラエンジニアを目指そうとする若い人達には気づきにくい点だと思うので、そう意味では教科書という役割を果たしていると思う。
個人的には