小川彗のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレBlizzard(ブロリーの主題歌)
作曲 三浦 大知
感触の大地 朝でも暗い
張りつめた大気 並ぶ氷塊
右に習え そう教えられて
似たような幸せ
気づけば呼吸まで凍りつく
ここは分厚い氷の真ん中
いつからか閉ざした心の中
気体を詰め込む圧が乱反射
鼓動が己に問いただす
聳える強大な壁
超えるのは誰のため
ohohohoh自分を目指して
ありふれた正解より
一つだけの答えを
ohohohoh選ぶのは他の
誰でもないのさ
ここにしかない未来へ
ぼんやりしていた朝の輪郭
集めたピースも今じゃちぐはぐ
世に蔓延る 見えない不条理を
照らし出す太陽
この胸に滾る熱い炎
ここは分厚い氷の真ん -
Posted by ブクログ
ネタバレ不思議アイテムは『銭天堂』を思い浮かべてしまうけど、この本は『文具店』のお話。5つの短編。
1.びっくり記憶マーカーペン
マーカーで塗った部分を記憶できる『びっくり記憶マーカーペン』。一つの教科でしか使えないと言われていたが、複数の教科で使ってしまい……。
という物語。『約束』をやぶると酷い目に合うのも銭天堂っぽいけど……銭天堂の前にも似たような物語はいくつかあったと思うので、別に銭天堂に似てるわけでもない。
最後は全てを『消す』事が出来る救済策があるのがいい。
2.交換ノート【HONNE】
最後の文章は『その人の本音』が書かれてしまうという『交換ノート【HONNE】』。ちゃんと相手に本音 -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ花びらに強く願えばどんな願い事も叶うが、代わり見合った代償を差し出さなくてはいけないという青い花。花は願いを持つ者を引き付け、その者は対価を支払いながらも願いを叶えていく。次第に積もる欲望に自身を押し潰される恐怖も知らずに。
小学館ジュニア文庫という事で当然、読む対象は大人ではなく子供に向けた本のはずなのだが、大人が読んでも十分に面白い。「九丁目の呪いの花屋」というタイトルのためおどろおどろしい、花をもってして他者を呪う、憎しみや欲望渦巻くオカルトめいた話かと思ったが、ダークファンタジーの印象が強い。花に願い、願いが叶い、代わりに代償を支払う。最初はどの主人公も半信半疑で、小さな願いか