ヨシダナギのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おもしろすぎた!
日本では絶対ないアフリカならではなハプニングや、テキトーで雑だけど明るくて素敵なアフリカの人たち。
こんなにアフリカの魅力を知ったのは初めてでした。
前半はほぼ通訳シセの悪口(これはこれで面白かったけど笑)で、もしやずっとこんなかんじなのか?と思いきや後半ではアフリカの明るい面だけでなく、未だに残る肌の色差別や支援慣れしてしまってる人たち…などといったリアルな問題にも触れていて、考えさせられる部分も大きかったです。
できれば見たくない現実だけど、向き合っていこうとしているナギさんが印象的でした。
いろんなことを踏まえた上で、わたしもいつかアフリカに行ってみたいと思いました -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白すぎて、一気にページをめくってしまいました。
一番笑えたのはナギさんとある通訳ガイドのやり取り!
通訳ガイドによっては、ナギさんの一方通行、もしくはそのガイドの激しすぎる思い込みで全くお互いの認識が交わることなく終わった旅もあったようで…
ナギさんの心の叫び!が紙面からでもおびただしい量であふれ出ていました。
そのガイドに対するストレスがコレでも足りないというほど書き連ねてあって、あぁ…そうとうこの人と一緒にいるのがツラかったんだろうなぁ〜と。
他にもホテルのエアコンつけたら、エアコンからイグアナが飛び出してきたりとか。
三つ星ホテルの部屋に泊まったらおよそ140匹のゴキブリが先客 -
Posted by ブクログ
クレイジージャーニーで知ったヨシダナギさんの著書。中学時代イジメから引きこもり、ネットでスカウトされてグラビアアイドルをやっていたとのこと。意外。
この本の中で1番共感したのが、たまにいただく悩み相談のメッセージの中で、まだやってもいないことに頭を悩ませすぎている人がかなり多いと感じていること。まだ何も動いていないうちから、やっていないことに対して失敗したらどうしようと悩んでいる。だったら、いちど初めてから考えればいいのに、と私も思う。やりたいと思うことがあるのなら、まず全部やればいい。やってみて、失敗することもあるだろう。でも、案外その失敗は、後をひかない。自分でやれるだけのことをやったのだ -
Posted by ブクログ
タイトルの「しれっと」という、すっとぼけた語感と、「逃げ出す」というネガティブに聞こえる言葉の持つなにかに惹かれて手に取ってみた。
人生や日常生活、人間関係などで悩み、逃げ出したいと思ったとき、悩みの対象に正対するのではなく、横から考えてみましょうよ、というようなことが、分かりやすく書かれている。集団生活、受験、就活などから逃げ回った著者の経験に基づく逃げ出す方法の数々。
ただし、あなどれないのは、必ずしもフワッとした表現ではなく、著者自身の心のこもった言葉が、読者のココロの内角、外角、ど真ん中にズバズバと投げ込まれてくることだ。これが結構小気味よく、爽やかな読後感が得られること必至。 -
Posted by ブクログ
アフリカの少数民族の写真集が有名なヨシダナギさん。
初めてその写真を見た時に、その鮮やかな色合いと凛とした佇まいに一瞬で惹きこまれた。
強い憧れから現地に赴いて、撮影現場では自身も相手と同じように服を脱いで受け入れられたというエピソードが強烈で、強く印象に残っている。
そんな彼女の好きなものばかりを集めたエッセイ。
美しいものが彼女のフィルターを通して次々登場する。
そこには私には気付かなかった美しさもあって、とても楽しい。
例えば、サヨリの尻尾。言われてみれば、透けるような虹色で、繊細で、とても美しい。
でも魚でしょ、臭くない?、ただの尻尾じゃん、など数々の先入観を排除しないとたどり着けな -
Posted by ブクログ
ヨシダナギ‥私はフォトグラファーとしてではなく
漫画家・大盛のぞみの友人というイメージを彼女に持っていた。
大盛さんのお友達なら面白いに決まっている‥
でも見た目は割と強めで綺麗目なお姉さんなので、得体が知れないと思っていたら、本書で彼女自身の歴史や考えを知っていい意味でギャップを感じた。
「しれっと逃げ出す」
「前向きに逃げつづける」
素晴らしく大切な考え方で、改めて言われると
私もそんな感じで生きてきた気がする。
どうしても自分に合わない事はやらなきゃいいし
やる必要も感じない。
周りにどう思われてもいっか‥という感じ。
そしてヨシダさんが言うように、今は昔よりそれが許される社会にな -
Posted by ブクログ
フォトグラファーである著者の成り立ちと彼女の心情をつづったエッセイ集。
「はじめに」によると、本書はビジネス書として出版されたようだが、ビジネス書というよりは自己啓発本に近いと思う。
いじめにより中2から不登校、引きこもりになった彼女が、グラビアアイドル、イラストレーター、途中、ホステスや人力車の車夫等のバイトをはさみ、アフリカの少数民族を撮影するフォトグラファーになるまでの経緯と、彼女の人生哲学がたっぷり披露されている。
もちろん、皆が彼女と同じになれるわけではないので、そのまま彼女の生き方のまねをしてもうまくはいかないだろうが、彼女の人生哲学は、小中高生で人生に悩んでいる人たちにはもしかし