野坂きみ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(大幅に追記)
タイトルや本の薄さから想像した内容と少し違って、けっこう哲学的なところや、資本主義ってどうなのというところまで話が及んでおり、なかなか刺激的な本だった。発達障害(特性)というものについて、まだいろいろよくわかってないということもわかった。
発達障害“かもしれない”人、つまり、そういう感じするけど、診断されてれっきとした障害者となったわけではない人に対して、会社も管理者も同僚も、何もできないし、そっち側のほうが先に壊れるケースだってある。そういう事実があることを提示したうえで、発達障害というものが人類史においてここ数十年で「発見された」ということから、社会のあり方や、人間とは