藤井剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2015年38冊目。
同じ「社会課題への取り組み」でも、CSRと一線を画すCSV(Creating Shared Value)戦略がこれからの企業にとっていかに必要かが説かれている。
■CSR:企業戦略とは別、本業とは別予算
■CSV:競争に不可欠、利益の源泉
社会課題の解決をビジネスの源泉とするCSVを提唱したのは、なんと競争戦略論で著名なマイケル・ポーター氏。
企業の存続の上でも、本業としての社会課題への取り組みは急務となってくる可能性は高い。
この本の優れているところは、
■ビジネスチャンスが眠る社会課題がカテゴリーでまとめられていて、それぞれに取り組んでいる企業の実例も明示されている。
■考え方・取り組み方を随時見事に図示してくれるためきちんと整理される
社会課題の解決に関心のある事業者はもちろん、純粋にイノベーションを求めている組織にとっても危機感とヒントを得られる素晴しい良書。
【メモ】
■社会課題解決という“大義”&ルールを作り出す
■投資割合⇒既存領域:周辺領域:革新領域=70:20:10
■イノベーションのブレーキは社外よりも社内に多い
■バリューチェーンの上流の変革⇒下流にも影響を及ぼせる
■ルールの順守⇒ルールの構築
■既存事業と新規事業では目線・思考を変える
⇒新規ではROIで“選択”するよりも、“磨き上げ”を行う
⇒新規ではダウンサイドリスクに偏り過ぎる傾向あり
■社内共通の価値観があればトップダウン成功する
⇒GEのエコマジネーション -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近、デロイトに注目しているので購読してみました。
まず、「CSV」という意味も知らず、「CSRの派生??」と思っていましたが、Created Shared Value=共通価値の創出の略で、あのポーターが提唱し始めたものだそうです(経済的価値を追い求めながら、社会的価値も創出する、という意と理解しています)。
日本なんかにいると、日常的にはモノが溢れており、これ以上のイノベーションはドラえもんの秘密道具の域しかないんじゃないかと思ってしまっていました。
しかし、確かに、社会的問題は収まることなく、語弊があるかもしれませんが、そこにチャンスがあるとも言えます。
あと印象的だったのは、行政に働きかけてルールを作っていくという発想。
これまでマクロ環境は、どちらかと言うと、自分ではどうしようもないので合わせていくものという理解でいましたが、それでは新しい市場は作っていけませんね。
普段の自分の興味とは違ったのですが、批評に留まらず具体的な事例・提案も多く、いろいろ気付きがあって良かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレCSV(Creating Shared Value: 共通価値の創出)による新事業戦略とはどのようなもので、なぜ注目されているのか、どうすれば大きなビジネスチャンスになるのかが概観できた。
従来の社会貢献(CSR: Corporate Social Responsibility)の、本業とは別の費用負担的な取り組みではなく、地球規模の社会的な課題FINDER(Frontier science、Information & communication、National harmonization、Demographics、Economics & finance、environmental Resource)を解決するという大義を掲げて、政府やNGOとともに新たなルールのもとのビジネスで席巻していく。
日本の企業が取り組めていない世界の潮流に触れることができたと感じられた。
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