この本ではなぜ先延ばしして後悔するのかをテーマに行動経済学を説明する。つまり、あくまで行動経済学の本である。それを忘れて一般書やビジネス書のように読むと「?」がついてしまうので、注意が必要だろう。
メモ)
▽概要
・「単純」な人と「賢明」な人に分けた場合。
単純な人は我慢できずに林檎が熟す前に食べる。
だが賢明な人は将来の自分が我慢できないために
青い林檎の状態で食べる状態も起きてしまう
・「賢明」な人は将来の自分を正しく悲観している人
▽対策
・自分たちの中では天使と悪魔が存在する。
悪魔の「明日から」というささやきは「明日からずっと」と同意語
・誰にでもわかる明確なルールをつくる。曖昧にすると悪魔は例外ルールをつくってしまう
・コミットメント(制約)が厳しすぎると教義的になり損失を生み出す可能性がある。時々ゆるめることも必要
・私たちは経験でしか自分の意志力の強さは計れない
・計画期間は短く刻んで行動計画をたてる
・実績が出来たルールは習慣化出来る。強化できる
▽ナレッジ
・将来の自分を縛り付けるための手段がコミットメント
・将来よりも現在にウエイトを置くことを現在指向性
どれだけ置くかを時間割引率という概念で説明
・洗濯の意思表示をしないことをデフォルトという。選び手を誘導する
・人は快感や苦痛も習慣化してしまう。習慣化すると得られる刺激も少なくなる
・物理的な時計ではなく心理的な時計を持っており時間の進み方が違う
将来の時間の進み方は早く、今は遅い
・限界消費性志向は流動性が高いものほど高い(例:現金)
・会員などの自動登録は脱会の自由が認められていることが必要
・金額が大きいほど時間割引率は低い
・待つという行為には心理的コストが発生する
・物事を先延ばしする人は重大と思われる仕事を自分からみつける、つくりだす