作品一覧

  • 金融市場の行動経済学 行動とマーケットに見る非合理性の世界
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    1巻5,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〇人びとは、どこまで合理的に投資を行っているのか? 合理的でない行動をとる理由とは? 標準的なファイナンス理論の考え方と対照させながら、行動経済学・行動ファイナンスの理論を解説、内外の最新研究、日本のデータにもとづく実証分析により、人びとの投資行動の真実に迫る。 ・認知能力の違いによって投資行動はどのように異なるのか? ・投資家はなぜアグレッシブなのか? ・株式保有はなぜ進まないのか? ・人びとが保険に加入する一方で、大穴株に投資するのはなぜか? ・ 株式のリスクプレミアム(期待リターン)はどのように決まるのか? ・群衆行動を利用してリターンを得ることはできるのか? ・会計情報を使って儲けることはできるのか? ・チャート分析でマーケットを出し抜けるのか? 〇本書は、金融・証券市場に見られる限定合理性を行動データとマーケットデータの両方向から分析。標準ファイナンス理論と対照させながら、限定合理性の観点から、株式など金融・証券の価格決定とそのベースにあるリスク判断と選択を中心として、現実の金融・投資行動と金融・証券市場で起きている一見不可思議な現象や変則的なファイナンス現象のメカニズムを解き明かす。また、証券価格や取引量などのデータ分析から投資家たちの限定合理性やそれに起因する市場の非効率性について考察する。投資家をはじめとする、金融・証券市場のプレーヤーたちの非合理的な振る舞いを理解し、市場価格やリターンが示すさまざまな変則現象とそのメカニズムを理解することができる。
  • 自滅する選択 先延ばしで後悔しないための新しい経済学
    3.4
    1巻1,584円 (税込)
    「ダイエットは明日から」「仕事をつい先延ばし」―― 後悔するのをわかっていて目の前の快楽になびいてしまう、人間の本能とも言える選択のクセのメカニズムが、行動経済学と心理学によって解き明かされます。 「夏休みの宿題を後回しにする人は、喫煙・ギャンブル・飲酒の習慣があり、借金があって太っている確率が高い!」といった驚きの分析結果などを示しながら、ダメな自分を賢く誘導する方法や、喫煙・肥満・多重債務などの社会問題を解決する手立ても示します。 「自滅する選択」のメカニズムを説き明かし、改善策と対応策を考えだすための一冊です。

ユーザーレビュー

  • 自滅する選択 先延ばしで後悔しないための新しい経済学

    Posted by ブクログ

    p223- 双曲割引への個人的対応 コミットメント 外的、内的
    マイルール ずっとやらないか、今やるかの選択にする

    0
    2013年05月31日
  • 自滅する選択 先延ばしで後悔しないための新しい経済学

    Posted by ブクログ

    夏休みの宿題を後回しにする人は、喫煙・ギャンブル・飲酒の習慣があり、借金があって太っている確率が高い!ということを学術的に分析するという身もふたもないが、それ故に、僕のように今後悔い改めていきたいと思っている人には良書となることを確信する。
    最後に、きちんと処方箋も記載されているのご安心を。

    本書のいうように、人間は、目の前の快楽になびいて合理的で賢明な選択をとることが困難である。計画者である理想の自分(天使)は、実行者である怠惰な自分(悪魔)によって、いともたやすく敗北を喫する。

    それにはちゃんと理由がある。主に、経済学の概念である「現在バイアス」と「双曲割引」を用いて分析していく。好き

    0
    2012年11月18日
  • 自滅する選択 先延ばしで後悔しないための新しい経済学

    Posted by ブクログ

    先日読んだ「予想どおりに不合理」に続いて、
    行動経済学をもう少し深めたく読みました。

    こちらは日本の著者なので、読みやすさを期待してました。
    が、しかしこちらの方が読みにくいという恐ろしいことに。
    しかも別に日本のカルチャーはあんまり関係なかったし。

    とは言え、内容としては面白かったです。
    肥満、ギャンブル、借金などをサンプル分析から
    そういった性向を持った人である確率が高いとして、
    そういう人がなぜそういう行動をとるのか、
    という点を明らかにしてくれます。
    惜しむらくはわかりづらい。

    ただ、最終的にリバタリアンパターナリズムという
    考え方が提示されるあたりはワクワクして読めました。

    0
    2013年10月17日
  • 自滅する選択 先延ばしで後悔しないための新しい経済学

    Posted by ブクログ

    先延ばしで後悔しないために。。。


    行動経済学の本はだいぶ多くなってきましたが、
    自滅選択をキーワードに展開される興味深き本。

    「自滅する選択」を、自分で選んでいるのに自分の利益に
    反してしまう矛盾した行動と定義し(P.2)、心理学、脳科学
    などを含めて、説明してくれる行動経済学の教科書的な内容。

    肥満と借金、たばことギャンブルの相関を導き出し、それに対抗
    する「自制」する手立てを示していく。



    そして、経済学だけじゃなく、「XXな自分」をなんとかする材料と
    しても有効かと。

    0
    2013年04月08日
  • 自滅する選択 先延ばしで後悔しないための新しい経済学

    Posted by ブクログ

    目の前の利益は大きく見える。=ビルの手前に木がある場合、遠ければビルのほうが大きく見えるが近づくと、木のほうが大きく見える。=利益の実現まで時間がある場合は、健康という長期的利益のほうがケーキという短期的利益より大きく感じるが、目前だと、ケーキを選択してしまう。

    長期的利益の後回しと短期的利益の前倒し=夏休みの宿題

    「賢明」な人は、将来の緩い自分を見越して(目前になると短期的利益を優先する自分を見越して)、現時点で長期的利益を放棄するコストを大きく評価するので、断行できる。=テレビをやめられないことがわかっているので最初からスイッチを入れない。

    現在の減税によって、手元の流動性が増すとよ

    0
    2013年02月03日

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