ChordDesignStudioのレビュー一覧

  • 文化祭の夢に、おちる

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    初読みの作家さん。庭さんの素敵過ぎる装丁に惹かれて手に取りましたが、かなり面白かったです。
    文化祭の前日、誰もいない町、取り残された五人の高校生…導入部から
    漂う不安な感じにぞくぞくした。
    どうすれば現実に戻れるのか?という状況の中で、切なくノスタルジックな空気感や高校生五人のそれぞれ抱えた悩みの描写がよかったです。
    個人的には陸上部の男の子の話が一番好き。一位の人間と、十位の人間。響きました。
    あと、円はいい娘だー。

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    2012年07月10日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    ネタバレ

    一気に読めて面白かった。一気に読みすぎて結局何もしなくても戻ってこれたのかどうか理解できず。それにしても危険な文化祭準備だな。

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    2015年05月20日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    雰囲気が辻村さんの冷たい校舎〜に似ていた。でも、やっぱり彩坂さんの作品が好き。神隠し似合っている中での、悟志の気の狂いようは尋常ではなかったが、青司も相当歪んだ愛情を持っていると感じました。さらっと流されたけれども。神隠し後は、それぞれの心のわかだまりも取れたようだし、良かったと思います。ぜひ後日談も書いて欲しいです。

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    2017年02月04日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    トワイライトゾーンの都市伝説を学園祭に持ち込んで、ミステリー仕掛けにした作品。米澤穂信の「ボトルネック」を彷彿させる。
    物語が単純すぎたかな。もうひとつ絡みがあって、謎解きも展開が欲しいところだが、人間以外の物体もトワイライトゾーンに存在するのなら、現実の世界ではどうなっているのか?
    別の次元の空間世界がよく描ききれていない分が弱い。納得のいかないままピリオドがうたれた感は否めない。

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    2014年03月22日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    ネタバレ

    密かに応援している作家さんです。
    某作家さんの某作品を思い浮かべてしまうような設定。
    どこか歪な世界に巻き込まれてしまった5人の戸惑いや焦り、そこで起きる出来事に対する緊迫感が良く伝わってきて楽しめました。
    この方は十代の少年少女達の繊細な心情描写が巧いですね。
    閉ざされた世界でそれぞれが自分の内側と向き合い、心の奥底にある本当の願いに気付いていく様子には共感を覚える部分も。
    もう少しページ数増やしてそれぞれの背景を掘り下げて欲しかったかなとも思いますが、そこは大人の事情もあるのでしょうかね。
    今後も期待しています。

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    2013年12月20日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    ネタバレ

    ☆3.8
    辻村深月の『冷たい校舎の時は止まる』をもっと簡単にしたような話。もっと羽状人物の心情とかを書き込んでほしかったなー。サクサク読めるけど、サクサクいきすぎで物足りなかった・・・。

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    2012年10月30日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    ネタバレ

    彩坂さんの作品はいつもちょっと惜しい。
    設定は面白いんやけどなー。
    登場人物が好みでない。
    「下級生が怖がってる」の円の台詞は確かにおかしいわな。

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    2012年09月15日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    三年に一度の文化祭前日、準備の途中に事故が起きる。倒れてきた壁画の下敷きになった円が次に目覚めたとき、町には人が消えていた。
    「青春神隠し小説」というコピーどおり、だれもいなくなった世界で元の世界に戻るべく奮闘する高校生の物語。世界の謎に向き合ううちに、自らの隠していた気持ちにも気づいていく流れは、王道かつ青春。目新しさはだからそんなにありませんが、爽やかな少年少女(一人除く)たちのやりとりは悪くなく、さばさばしてみせつつも私を見てほしいというエゴが強い十代のワガママさがある意味気持ちよく描かれています。終盤、暴走した少年がようやく和解する場面はほっとさせられました。
    ただ作者の作品、「未成年

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    2012年08月29日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    ネタバレ

    桐野高校の文化祭前日、皆で作った巨大壁画が倒れる!
    下敷きになった生徒会副会長の円(まどか)、親友であり会長の青司(せいじ)、ケガで陸上部を辞めたムードメーカーの諒、1年生の沙貴、勉強でいつも青司にトップを取られている事を根に持っている不気味な存在の悟志。文化祭当日、学校に来てみると自分たち以外誰もいない。学校だけではない、町中にいるのは自分たちだき!!
    どうも、壁画の事故を機に、時間のすき間から異次元に入りこんでしまったようだ。不気味な存在の悟司の行動を軸に、元の世界にもどるために行動に出る。

    青春SFものとでも言いましょうか。異次元の設定が解ったような解らないような。まあ、そんなものかも

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    2012年08月23日
  • 文化祭の夢に、おちる

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    個人個人の感情描写は上手くできているが、個人的にはもっと青司を描いてほしかった。あと、ひっくり返す部分は用意に予想ができてしまった……。でも、全体的にはよく出来た作品。

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    2012年08月20日