堀江篤史のレビュー一覧
-
-
-
Posted by ブクログ
ロシアによるウクライナ侵攻が続く今だからこそ、あらためて生徒にも紹介したいと思います。
「戦争は悪いことだ」「平和は尊い」ということは自明の理ですが、また戦争が始まってしまいました。それはなぜなのか。
「始まってしまったのであれば、勝たなければしょうがない」と国民の中で戦争を推進する雰囲気が醸成されることや、戦争によってもたらされる「利益」のために戦争へと世論を誘導する者がいることが、中学生にもわかりやすく解説されています。
とくに後半の、ドイツで行われている歴史教育(戦争責任の自覚)やメディアのあり方への検証は、これからの国際社会の中で日本がどのように歩むべきなのか、一人一人がどのように考 -
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ複雑に思うような中東情勢についても、これまでの歴史についても、ほんとにわかりやすーく書いてある。大学の時複雑に思ってたけどこんなあっさり説明できるんやな。
深掘りする前におさえとくにはいい本だと思う。
武器三原則のうちの1つである武器輸出禁止が防衛機器にすり替わってたのなんか知らなかった。国際情勢専攻してた身として恥ずかしい。
あとホワイトハウスが仕向けてアメリカの高校代理店が嘘の広告で煽った話も知らなかったし、その子の英語の流暢さとかに誰も疑問を持たなかったことも、知らなくて驚いたんだ。
ドイツの、戦争の責任はドイツとドイツ国民にあるという教育は日本も見習うべきであると思う。戦争賛成 -
Posted by ブクログ
池上彰のテレビでの特集を書籍化したもの。
さすが、わかりやすい文章でまとめられていて、図や画像も多く、とても読みやすかった。
これまでに起きてきた主な戦争・紛争について、なぜ起こったのか・戦争で得をするのは誰かなどの解説、直近のイスラム国についても書かれている。
特に、ドイツでの戦争の学び方についての記述は、力が入っている。おそらく、日本もそうすべきだとの池上氏の思いが入っているのだろう。戦争をなくすためには、戦争について学び続けるしかない。
最近のニュース報道などを見ていても、メディアに関しての記述は「繰り返されている」ことが懸念されるだけに、こういった視点は貴重。多くの方に読まれて欲しい -
-
-
-
-
-
-
-