アレクサンダー・フォン・フンボルトのレビュー一覧

  • フンボルト 自然の諸相 ──熱帯自然の絵画的記述

    Posted by ブクログ

    古書店で本書を見つけ、驚いてその場で購入した。フンボルトとは地理学者には「近代地理学の父」として知られている18世紀から19世紀にドイツで生きた博物学者である。フンボルトのいわゆる熱帯旅行記の一部も岩波書店の「17・18世紀大旅行記叢書」に2巻本で訳出されたのが2001年から。その後も伝記が訳されたりと、地理学以外で最近注目が高いようだ。
    ちなみに訳者はゲーテ研究で知られる人物ということで、ゲーテとの交流が深かったフンボルトの翻訳にも手を伸ばし始めた、というところだろうか。
    本書の一部はすでに地理学者、手塚 章氏によって翻訳されている(『続・地理学の古典』古今書院,1997年)。しかし、今回一

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    2014年02月07日