渡辺恒彦のレビュー一覧
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理想のヒモ生活第3作です。
善次郎とアウラの間に子供が生まれ、物語としては一段落しつつ新しい展開が準備されていきます。
今巻では善次郎が現代日本からもたらした様々な技術のその後がテーマになっています。日本では当たり前となっている技術を、近世レベルの技術でいかにして実現していくのか、著者が様々な方法を考えています。この世界では魔法が存在しますが、案外使い勝手が悪そうで現代の技術のほうが優位であるような力関係になっています。制約だらけの状態でガラスや石鹸の製造などを論理的に進めていくので、現実に実施しているかのようにイメージ出来て、「プロジェクトX」的な楽しみ方ができました。あと歴史好き的には実 -
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理想のヒモ生活第二巻
今回もアクションなどの激しい動きはありませんが、宮廷でのちょっとした会話のやり取りや外交交渉と言った大人なやり方での権謀術数の世界を描いています。
徐々に柔らかい描写が多くなってきたアウラ女王は実に魅力的ですね。
主人公善次郎が現代世界から持ってきた様々な便利グッズに頼ることなく話が進んでおり科学の力でなんでも解決!という感じになっていないのでとても安心して読むことができました。
徐々に登場する人物や国外の勢力も多くなってきてこれから物語が動くのかなという予感がしています。
既に三巻も発売されているので手に入れていと思います。 -
Posted by ブクログ
これもまた、異世界転移物なのに日常系w
なんなんでしょう。
ヒーロー文庫はこの設定で攻めるのしょうか?
だがしかしやっぱ毛色は違いますね。
タイトルのわりに竜殺しより頭を使う感じでしょうか?
意外としっかり作りこんでるって言うのが正直な感想。
いや、この世界観をどこまで作りこんでるのかはわからないですし、
俺だったらあーするのにとかこーするのにってのはありますが、
けっこうリアリティのある転移物ですね。
まず準備期間を用意するとこが斬新w
だからこそ、それでその程度?って感じもありますが、
主人公なりの価値観で一生懸命なとこがイイ。
異世界のほうでも、堕落人生を望んだ癖に、
いろいろが -
- カート
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試し読み
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購入済み
第3部導入編
ついに始まった北大陸編。
兼ねてから懸案であった北大陸の情勢について、伏線っぽいのも含めて書かれており、まさに導入編という趣き。
善次郎が大きく活躍する場面はないが、まぁ描写する必要があるかなという今巻。
次回からの展開に期待です。 -
ネタバレ 購入済み
第2部エピローグって感じ
読んだ感想としてはタイトル通り第2部エピローグっぽい感覚を受けた。
フレア姫の側室入りや第2子の出産を経て、北の国への長距離出張(大航海)で締めており、次巻からの展開が非常に気になる処である。
ただ、今巻の内で非常に気になる描写が入ったのがアウラとゼンジロウの関係。側室問題が出た辺りから気にはなっていたが、ゼンジロウが働きすぎでヒモっぽくなくなってきていた。あまりにもゼンジロウの負担が重くなっていていつか不満が爆発するかも・・・という引きをしておいてからの長期出張ときた。正直アウラとゼンジロウの関係は好きだったから、もうちょいアウラのフォローが欲しかったのだがそれも物理的にできなくなった -