吉岡隆のレビュー一覧

  • ギャンブル依存症 ―当事者から学ぶその真実

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    ギャンブル依存症関連の書籍では最新刊。現在のギャンブルの現状とギャンブル依存症の研究および治療の状況の説明があるだけでなく、当事者と家族の手記が載せられているのが他書にはない特徴である。依存症の回復には、「その病気から何を学び、どれだけ人間的成長ができるか」だが、そのために自助グループは必須であり、援助者もそこから学ばなければならないことを強調されているのが本書の好感が持てるところである。米国のカジノはコンピューター制御のスロットが主流になっている点や、援助者の利益相反の問題など、考えるべき問題は多く、日本でのIR展開は不安を覚えるのは私だけではないだろう。

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    2020年01月19日
  • ギャンブル依存症 ―当事者から学ぶその真実

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    ギャンブル依存症について、当事者、家族、医師、研究者、行政担当者などの様々な立場から書かれており、非常にわかりやすかった。ギャンブル依存症について深く知るための良書だと思う。

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    2021年05月07日
  • アルコール依存症は治らない ≪治らない≫の意味

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    ネタバレ

    恐れ多いけど、なだいなだ先生の人としての深みと吉岡隆先生の自らと向き合う強さを感じて、すごいなあと色々考えた。
    支援の仕事をやっている人でも依存性があることに何だかほっとした。セルフケアについてもっと調べてみようと思った。

    ・人を語るということは、自分の理解度を裸にすること
    ・師匠とは喧嘩をして乗り越えていかねばならないもの
    ・想像力があるのにできないならそれは自分の中に抵抗があるということ
    ・承認欲求を満たすのは自分の仕事

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    2018年08月14日
  • アルコール依存症は治らない ≪治らない≫の意味

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先般、亡くなられた「なだいなだ」先生の最後の書籍と思われる。吉岡隆氏との対談集?公開SV?。なだ先生は専門用語を日常のわかりやすい用語で説明されようとして、かえって軽く聞こえてしまうところもあるが、逆に深い意味を込めていることが、この本を読んで何となく感じた。面白い文面があったのであげておく。「常識とは、18歳までに集めた偏見のコレクションである」(アインシュタイン)「難しいことはやさしく書き、やさしいことは深く書き、つまらないことは面白く書く」「古くなって、改めねばならぬ常識が、偏見と呼ばれるだけなのだ」今さらながら、もっと、なだ先生の話が聞きたかった。

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    2013年06月19日