この本は、問題解決のプロフェッショナルで=経営コンサルタントのための本ではなく。
現場で自ら積極的に問題解決に取り組もうとする人たち=実践するアマチュアに向けて書かれた本である。
つまり、「会社を良くしたい❗」でも、どうしたらいいんだろう❓そう思っている方に、読まれたいと思っている本なのである。
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分かりやすくなるように、ベーカリーKENTA という具体例を出しながら、解説してくれている。
特に、勉強になったのは、第3章の「質問を難しくする3つの壁」という箇所で、自分が情報収集をするときに、陥りやすい罠について書いてくれている。
①自分が疑問に思っていることを聞こうとして自分中心になってしまうという、質問の姿勢の問題。
②具体的で細かな質問からスタートしてしまうという、質問内容の問題。
③よりよい質問をし続けるためには、より広い選択肢を相手に示すことが大事であり、それを行うためには論理的な考え方が求められるという、質問者の論理的思考力の問題。
質問力の重要性を感じる。
このような実践する上で、注意すべきことの知恵が、本書には盛り込まれている。問題解決へと至る道程は、困難がつきまとうが、本書を手引きとしながら、頑張っていきたいと感じる。
読んだらすぐBOOK・OFFに持ち込むのではなく。本棚に置いておきたい本である。