レイ セレスティンのレビュー一覧

  • アックスマンのジャズ

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    ニューオーリンズという場所、ジャズ勃興の時期という舞台設定に惹かれ読んだが、かなり面白かった。実際の事件、実在した人物がフィクションの中にうまくからんでくる。ルイ・アームストロングの伝記にもなっている。話は複数の人間の立場で展開していき、要所で絡み合っていきながら、事件の全体像が明らかになっていく。通勤時に読み始めたが、読むのを止められずに困った。家で一気に読み終えた。テレビドラマ化されるようですが、観てみたいですね。次があるとしたら、舞台はおそらくシカゴで、やっぱりジャズと絡むんでしょうね。

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    2016年05月22日
  • アックスマンのジャズ

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    最後まで続くミステリー。結末はこれだったか。
    クレオールなので ラフカディオハーンを思いだしたが、1か所、懐かしく登場した。

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    2019年07月20日
  • アックスマンのジャズ

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    マニーフレッシュの地元がニューオーリンズと知り、漠然と憧れ、その後ジャズの聖地とやっと知ったわけでございます。自分にとってこの本は教科書のようなものでございました。合衆国の中でも独特の歴史を歩んできていて各地区ごとに人種のコミュニティができており、それによって今回の事件が起きてしまった訳ですが。コミュニティ自体は悪くないのだが、なぜだか対抗意識が生まれてきて命を奪ったりするのは、本末転倒でございます。しかし集団にいると麻痺してくるのです。そこにあるルールが自分の天命であるかのように。

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    2019年01月27日
  • アックスマンのジャズ

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    1日平均70ページ。1週間かけて読んだ。登場人物がなかなか覚えられないし、展開が頭に残ってなくて、はて・・・?
     できれば一気に読みたかったのですが、それでも十分面白く読めた。
     ジャズがもっと物語の中で重要な意味を持つのかと思ったけれど、そうじゃなかったのが少し残念かな。

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    2016年09月28日
  • アックスマンのジャズ

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    このシリアルキラーのアックスマンに『マークスの山』のマークスの面影が重なるのは私だけ?少女探偵のボディーガードというか、ナイト気取りのサッチモが微笑ましい。同じ事件を追いかけている三人が殆ど出会わず、それぞれに真犯人や黒幕を突き止めるって、面白いパターン。

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    2016年08月29日
  • アックスマンのジャズ

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     世界レベルの新人作家というのは凄いものである。本書はCWA(英国推理作家協会)賞の最優秀新人賞受賞作であるが、ここまで凝りに凝った力作を書けるかと思うと、そのレベルの高さ、スケールの大きさに気が遠くなる。

     舞台は1919年、第一次大戦後のニューオーリンズであるが、この南部にあってプチ・フランスでもある奇妙なジャズの街は、同時にこの作品の本当の主人公でもある。それほどまでに当時よりジャズが鳴り響いていたこの街の活気は、人間臭く、そしてその裏にある時代の闇は深くどす黒い。

     しかもここで取り上げられた題材は、実際に1918年から1919年にかけて起こったアックスマン事件である。そして新聞に

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    2016年08月17日
  • アックスマンのジャズ

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    ハリケーンが迫りくるニューオーリンズの街を舞台に、連続殺人鬼を追う三組の探偵役の活躍を描く長篇ミステリ。時は1918年、ジャズ発祥の地であるニューオーリンズでは、アックスマンと名のる斧を使った殺人犯による連続殺人が起き、市民は恐怖に震えていた。ジャズが好きなアックスマンは新聞社に宛てて犯行予告を送り、その時刻にジャズが演奏されている家は見逃す、と書いていた。当時、流行の兆しを見せていたこともあり、ジャズを演奏させるレストランが続出しバンド・メンバーは大忙し。怖いもの見たさで街に繰り出す酔狂な連中で街はマルディグラの狂騒状態に陥る。

    アイルランド系の刑事マイクルは、アックスマン事件の捜査で指揮

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    2016年06月20日
  • アックスマンのジャズ

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    ジャズは物語の展開にそれほど関係なし。関係ないが、ジャズ溢れるニューオーリンズの雰囲気や、ルイ・アームストロングを意識した登場人物の設定なんかは普通に楽しめる。結末はもうひとつ。

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    2016年12月31日