佐藤律子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジェンダーレス時代とタイトルにあったので、ジェンダーを押し付けずにその子はその子らしく!ということが書かれているだろうと想像していたが、それだけでなく、生物学的な男女の違いによって効果的なアプローチが違うこと、年代によって違うことがわかった。性別×年齢で、子供への接し方の意識を変えるとともに、やはり個人差もあるので個として尊重してあげることが大事で、その子ときちんと向き合うことを意識していく必要がある。
最後の多様な性への対応は、まだまだ大人が学ばなくてはと気付かされ、知らず知らずのうちに多数派を普通と押し付けて、苦しむ人が出てこないようにしなくてはと思った。 -
Posted by ブクログ
部下とのコミュニケーションの取り方について、男女の性格や考え方の違いから説明している。
万人に当てはまるわけではないが、こういう考え方の人もいる、という理解をしておくために、読んでおいて損はないと思った。
現在、社会学的な性別は男性と女性だけではなくなっているので、男女以外の性別の方への配慮として、こういった本は今後出版されなくなっていくだろう。しかし、こういった考え方もあるとは思う。女性は納得感で仕事をし、分かるまで教えてもらいたい、というところは、普段の仕事の仕方そのものである。
年齢や性別、肩書の違う人と仕事をする上司や部下の皆さんに読んでもらいたい。
ただ、パワハラしやすい上司の -
Posted by ブクログ
男と女は全く違う生き物であると言う前提のもと
それぞれの立場からシチュエーションごと(仕事・恋愛)に異性の感情をどう捉えると良いのかを説いてます。
私事ですが、
妻の仕事の愚痴に付き合うのがすごく辛く、
なぜ妻は同僚、上司の口がそんなに出てくるのだろうと悩んでいました。
男は黙ってストレスを解消し、
女は共有してストレスを解消する
女が会社の愚痴をこぼすのは、共感を得ることによりストレスを解消している。と知って、
凄く心が軽くなりました。
そのほかにも自分の癖であったり、
男の特徴を改めて知ることにより、
妻に対して気をつけてあげないといけない事を見つけることができました。
図解もあり、 -
Posted by ブクログ
男女の性差の観点から子育てについて論じている本はたくさんあるが、「ジェンダーレス時代の」「異性間コミュニケーション協会」…なにやら新しい見地からの示唆が得られそう、と思い、手に取った。
しかし何か新しいことが書いてあるかというとそうでもなかった。難しくない文章で簡潔な記述を心がけてのことだと思うが、「男の子はこう、女の子はこう」と決めつけた書き方(もちろん個人差がある、ということにも触れられてはいるが)が、ステレオタイプを助長するようで抵抗があった。
また、客観的な根拠がきちんと明記されているわけではないので信憑性に欠け、最後まで読み進める気になれなかった。
とはいえ、出産と同時期にいろいろな