中野香織のレビュー一覧

  • 新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義

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    ネタバレ

    サステナブル関連の仕事を取り扱っているけど、そもそもサステナブルってどういう状態か全く実感が持てなくて、藁をすがる思いで読んだ本。ラグジュアリーの文脈において、創造性を持って次に社会をつなげる考え方が分かる本。
    そして、サステナブルを実感するためには、実際にサステナブルの観点で有名な地域に行くべきだな、
    とも思った一冊です

    以下メモ
    ・ラグジュアリー≠高級品
    ・ラグジュアリーは地域や文化によって意味が変わる
    ・エリザベス1世がいたときのラグジュアリーの意味合いは経済活動の余剰と社会秩序の維持。そこから、個々人が主張する意見の蓑になっていった
    ・今まではラグジュアリーマネジメントを学んでいる人

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    2024年09月21日
  • 英国王室とエリザベス女王の100年

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    遠い国の人が亡くなっただけで、自分の生活が変わるほどのことでは無いと思っていた。それなのに本屋でパラパラと捲るだけでこんなにも悲しくなるとは思わなかった。本国の人の胸中は計り知れないと思うと共に、私の中の片隅にも彼女は生きていたのかもしれないと思う。より詳しい英国史を知りたくなった。

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    2023年10月08日
  • 新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義

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    ・ラグジュアリーの現在地が非常にわかりやすくまとまっている。2人の著者がアカデミックとビジネスの両面から紐解いていく展開のされ方で、多面的に捉えることができる良本。今年呼んだ中でかなり上位の読後感ある。
    ・宇宙産業まで話に含まれたのはかなり面白かった。たしかにあれこそ金持ちの道楽、みたいに移りがちだが、ラグジュアリーの定義に照らし合わせるとピタリとハマる。なるほど。(「誘惑的であること」「豊かさをあらわすものであること」「光り輝く(輝かせる)ものであること」それがラグジュアリー。)
    ・現代においては「ラグジュアリーブランドはより社会的責任を果たすべき」と考えられるトレンドになってきた。旧来型の

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    2022年11月20日
  • モードとエロスと資本

    D

    購入済み

    服飾史をも紐解いた素敵な本

    服飾史をも紐解いた素敵な本で読みやすく、
    2018年な今、そして未来を映す鏡としての
    ファッションの裏側を見ることが出来ました

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    2018年01月16日
  • モードとエロスと資本

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    ゼロゼロ年代のファッションシーンの流れ・変遷がざっくりわかった。
    基本的にどの章からも目から鱗が落ちたり、アレってやっぱり不思議なことだったんだなあと振り返ったり。ジル・サンダーとユニクロのコラボなんかはものすごく衝撃的な違和感を覚えた気がする。
    女性の書き手さんなので、男の読み手としてはカワイイとエロスの暴走についての言及なんかはいまいちピンとこなかったけれども、それでも本当にファッション蘊蓄が盛りだくさんで、ロココ調とか明治死因そのあたりの時代の話題も入ってきてなかなかに興味深かったです。
    これからのファッションはどうあるべきか。どうなっていくのか。

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    2010年11月02日
  • 新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義

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    ラグジュアリー…魅惑的な響き…!
    shiroやマメ・クロゴウチがローカリティを大切にしていることを初めて知った。確かにshiroはハンド美容液にガゴメ昆布の成分を取り入れていて、珍しいなと思っていたのだが、それが北海道砂川市の活性化につながっていたとは!マメ・クロゴウチの「良いものを作るには、時間と手間がかかる」ということが、mina perhonen と同じだ!と嬉しくなった。

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    2025年04月19日
  • 新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義

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    ラグジュアリーが変わってきたと。ラグジュアリーの歴史を紐解き、これまでの、今の、彼らのデザイン、アクティビティを解説しながら、これからのラグジュアリーに言及。クチネリに代表される、今のラグジュアリー、日本のラグジュアリーブランドも紹介している。ハイブランドのエキシビジョンに行ったりすると、その歴史、手仕事に触れることができ、高い理由がわかるが、たしかにサスティナビリティにどのようにコミットしているかなども大事な要素だと思う。今のラグジュアリーの勉強におススメの一冊。

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    2024年04月16日
  • 新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義

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    読みやすいし、内容も興味深く読みましたが、ラグジュアリーといってもいろんな側面があってちょっと混乱しました。

    私はブランドには興味がないし、ラグジュアリーなものやコトに縁遠い生活をしているので、内容は面白いけど「ふーん」という『右から左へ抜けてく』感覚でした。
    そもそも日本は大衆品の品質が良いし安いので、ラグジュアリーに縁遠い人が多いと思います。無印とかも地方の工芸を発信しているしユニクロのサスティナビリティへの取り組みも素晴らしい。ユニクロでいいじゃない。日本であえてラグジュアリーを選ぶ理由ってそこまで多くないのでは。というモヤモヤがあります。

    本書では文化盗用の章がいちばん興味深く「自

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    2024年03月15日
  • 新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義

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    ラグジュアリーという言葉、ちょうどホテルについて調べる時にいわゆる外資系ホテルブランドランクでもラグジュアリーという言葉もあり、タイトルだけで買ってしまった本。新がつくように、旧来の贅沢やハイブランド、優雅、上品といったイメージのラグジュアリーでなく、ダイバーシティ、サスティナブル、クラフトマンシップといった人々の心に寄り添うような理想的な概念として新たに位置づけられていると感じました。新たな価値、多様な価値、付加価値をつけた広義の意味で、新たにラグジュアリーをの考え方を提示している。
    ラグジュアリーのイメージはファッションに繫がるところがあるものの、10の講義といっているので、歴史や海外、日

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    2023年08月18日
  • モードとエロスと資本

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    エロスとモードの相互関係に依って推進されてきたゾンバルト的奢侈資本主義がグローバル化の中でフラット化・凡庸化するという議論。差異化の果てのフラット化は新しい議論ではないが、本書の醍醐味は所々に見え隠れするプラスティックの様な男たちへのチクリとする皮肉、それを支える著者の精神の貴族主義である。

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    2014年12月01日
  • モードとエロスと資本

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    相変わらずシャープでエレガント。他者からの引用やアイディアの借用が、若干多い気がしたけど、ファッションが大衆にもたらす影響をざっと理解するには十分。難しい単語を使わないのに、知的でテンポのよい文体はお手本にしたい。

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    2012年06月19日
  • モードとエロスと資本

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    ネタバレ

    ファッショントレンドを中世ヨーロッパから現代の原宿まで大きな潮流として紐解きつつ、ブランド論・資本主義と人の欲望の関係性において論じた一冊。

    人の欲望が最も衰えにくいとも言われる「ファッション」というジャンルにおいて、”道徳性・ソーシャリズム” ”贅沢性” エロス” ”発信のフラット化”など、世相トレンド分析でよく語られるトピックを分析している書き口は、個人的にはとても新鮮で学びが多かった。

    「エシカルラグジュアリー」という単語、まさにいまの世相を象徴するブランドの価値観。あとファストコンテンツ化はファッション界にも等しく押し寄せているんだね。より早く、より得やすく、より簡単になる一方で、

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    2011年01月13日
  • モードとエロスと資本

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    [ 内容 ]
    デフレ、エロカワ、少子化…時代の映し鏡であるモードを通して、劇的な変化を遂げる社会をリアルにつかむ一冊。

    [ 目次 ]
    序章 リセッショニスタの復活
    第1章 倫理を着こなすリセッショニスタ
    第2章 「失わない」ための服装術
    第3章 暴走資本主義が愛を蹴散らし、モードを殺す
    第4章 現実を超えていくための「マンガ」と「エロい」
    第5章 ラグジュアリーと激安品のはざまで

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度

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    2014年10月26日
  • 「イノベーター」で読む アパレル全史【増補改訂版】

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    アパレル産業に関わるたくさんの人を歴史とともに紹介している。デザイナー 創業者 編集者など様々なジャンルの人を取り上げているのでファッション産業全体の参考になる。

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    2025年09月21日
  • モードとエロスと資本

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    Twitterで誰かが勧めていたので手に取った。なかなかしっかりと学術的に書かれていて、納得する事も多かった。疑問に思っていた事もいくつか解決。キーワード多数。今の事についても触れられているし、こういう本はタイムリーじゃないと意味がない。良かったです。

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    2010年05月30日