はなさくらのレビュー一覧
-
購入済み
予想以上に
初めて読む作家さんだったので、そんなに期待はしてなかったのですが予想以上に楽しめました。
文章が軽快で、時々クスリと笑う文面もあり、飽きずに一気に読み終えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大学生の雪弥は、シーズンになると雪山でアルバイトをしながら、休憩時間に滑るスノーボーダー。
そんな雪弥の目を釘付けにする滑りをする男がいた。
プロ並みにダイナミックな滑りを披露した彼は、実は雪弥が幼い頃に一緒に遊んだことのある翔だった。
かつて、親子で雪山に遊びに来ていた雪弥は、近くでロッジを経営する夫婦の子である由紀と、その従兄弟である翔と三人でよく遊んでいたのだった。
いつしかその習慣は、雪弥の両親が忙しくなり、雪山にこれなくなってしまったことでなくなってしまい、雪弥の中では思い出になっていた。
雪弥は翔との再会を喜ぶけれど、翔は素っ気ない返事。
それどころか、拒絶するような言葉を投げつけ -
Posted by ブクログ
ふつうだったらかなり痛い話を、ラノベで見かけるかる~い一人称のノリで読ませるところが新鮮です。悪くなかった。
コスプレ雀荘で悟が出会った男の娘ニコが、いろんな意味でのマイノリティでとても生きづらい人生を送っているから、すごくどんよりした話になるかと思ったら笑えるシーンもてんこ盛り。
悟が良くも悪くも能天気でポジティブなんです。一見何にも考えていない金持ちの跡取り息子で遊び人に見えて、考え方はごくマトモであるのも好感でした。
誰とでもホテルに行ってしまうニコの危なっかしい行為が、愛してくれる誰かを見つけるためなのだということに気付いただけでも偉い。
ストーリーとしては、恋人同士になった二人が、 -
Posted by ブクログ
ネイビー×基地従業員・・・といっても、血なまぐさい話じゃありません。昼は米軍基地内のショッピングセンターで働き、夜は華やかな町で男漁りをするピッチさん(笑)が、純情年下青年とあれやこれやでくっつくお話です。
ピッチといいましたが、もともとはそうではなく。過去の痛い恋を忘れられず、また今現在の自分に閉塞感を感じて、自傷行為にも似た一夜限りの行為でそれをその時だけでも忘れようとする受に、わからないでもないなと共感できました。
対して攻の青年の一途さは眩しいぐらいで、その眩しさに受も絆されたのかなと思います。とてもイイカップルです。
在日米軍の、いずれ本国に帰る人たちとの関係や、戦地に赴くこと、