湯浅学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
湯浅さんのディラン本だったら読んでみたいと思った。誕生から現在に至るまでのディランの足跡をコンパクトにまとめた労作だった。
特に60年代の前半、デビューしてたちまち人気者になり、エレキを持つと裏切り呼ばわりされ・・・。「追憶のハイウェイ61」、「ブロンド・オン・ブロンド」というロック史に燦然と輝くアルバムを発表した後のバイク事故。よく知っている話だけれどもまるで物語を読んでいるかのように引き込まれる。約35年間ディランから遠ざかってしまっている自分にとって、80年代以降のディランの流れを知る事ができたのも大きな収穫。
ディランって、いつの時代も変わっていないのだな。表面上はころころ変わるよ -
Posted by ブクログ
ボブ・ディランは不思議だ…どんな曲が?…と問われると
絶句してしまう。でも、聴けば必ずディランだとわかる。
いいなぁ…と思う。ずっと、聴いていたい…と思う。
でも、ディランを歌いたいとは思わない。他の誰でも違う。
それは、ボブ・ディランが取り替えることができない
唯一無二の存在だからだ…そんなシンガーは他にない。
ボクがボブ・ディランにのめり込んでいったのは、
『ブロンド・オン・ブロンド』を聴いてからだった…
なんともラフなつくり…綿密な曲合わせもなく、
まわりのミュージシャンに、曲のさわりだけを伝え、
ほぼ一回のテイクで、そのまま仕上げてしまった…という。
それでいて、人生の深淵を垣間見