角由佳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
救急医の覚悟や心構えの一端を知ることができた。
ヒリヒリするような緊張感を前に、どのような準備をし判断を下しているのか、自分の仕事にも参考になった。
ドラマのイメージや著者も言っているが、アドレナリン出っ放しな一種のハイな状態での現場はどこか「さばいている」ようにも感じたが実はそうではない。
救命の仕事はスタートであって、いかに患者自身の治したい意思を後押しできるかが大事なのだと。
そのために限られた時間の中で様々なシミュレーションをし、究極の効率化とも言える阿吽の呼吸でメンバーと意思疎通をする。
それでも救えるものと救えないものの分かれ目は存在し、受け入れてもらうことの大変さと少し俯瞰で