フレドゥン・キアンプールのレビュー一覧

  • 幽霊ピアニスト事件

    Posted by ブクログ

    突然、現代に甦ったピアニストの青年が出会う冒険。
    戦争中の記憶と、音楽大学での事件が交錯します。

    ポーランド生まれのアルトゥアはピアニストでした。
    ある事情で死んだはずなのに、なぜか幽霊に?
    とはいえ、食べることも喋ることも出来て、洋服に入っていたお金も通用する。
    しかも、カフェで出会った青年ベックはアルトゥアの話をあっさり受け入れ、喜々として自分の住む寮に迎え入れてくれます。

    そこは、学生合唱団のクラブハウスで、ハノーファー音楽大学の学生達が暮らしているのです。
    変人揃いなのが傑作で、しかもこれはかなり作者の実体験が入っているそう。
    アルトゥアは、幼馴染のピアニスト仲間パヴェルとも再会。

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    2016年07月01日
  • 幽霊ピアニスト事件

    Posted by ブクログ

    芸術をする奴って、どこの国でもどんな時代でも、どこかズレた変人ばかり。もっとぶっ飛んだ話になるかと思っていたら、意外にも現在と50年前の話が交互に語られる、とても面白く、そして切ない物語でした。
    「戦火のシンフォニー」思い出しちゃった。

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    2015年12月28日