ロスタンのレビュー一覧

  • シラノ・ド・ベルジュラック

    Posted by ブクログ

    衒いの無い清純で典型的な筋書きの物語であること、そして読む側にアイロニーの構えを要求しないこと。これが古典の要件ではないだろうか。或いは、古典という金看板が無ければ、もはやアイロニー抜きで純粋に物語を愉しむことができなくなっている、そういう状況なのかもしれない。

    "俺たちはな、ただ名前ばかりがシャボン玉のように
    膨らんだ、夢幻の恋人に恋い焦がれている。"

    片想いの巧みな表現。

    "恋する時は、才気など、わたしはいらぬ。
    そんな才気の遣り取りに現を抜かす、許せない罪だ!
    それにいつかは必ず、その時が来る、
    ――それを知らずに終わる奴は、哀れとしか言

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    2011年03月27日
  • シラノ・ド・ベルジュラック

    Posted by ブクログ

    ケロQの『素晴らしき日々〜不連続存在〜』の影響で衝動買い。
    劇の台本のような体裁。ページ数の割に文字数はそれほど多くない。
    詩のおもしろさがわかるようになればさらに楽しめる気がする。

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    2011年02月22日