マッケンジー・ファンクのレビュー一覧

  • 地球を「売り物」にする人たち

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    ネタバレ

    温室効果ガスは毎月20億トン(毎秒800トン)
    2100年までに気温は5.2℃上昇する予定。
    これが本当なのか?どうかも疑問になるようにいろんなことが言われているが.....本当なんでしょう。
    この事象を踏まえて、こんなにもビジネスが進んでいるのだから。

    気候変動関連ファンド、北極海航路の領有権、地下資源、人工雪製造、淡水化プラネット、火災やハリケーンなどの保険、営利民間消防組織、水供給ビジネスや水利権取引、農地獲得、難民流入防止や拘束、護岸壁や防潮堤、浮遊式の建物や都市建設、バイオテクノロジー、気候工学の応用....。

    …内容…
    1.融解
    北極海では石油、新しい航路、レアメタル。
    グリー

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    2016年12月26日
  • 地球を「売り物」にする人たち

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    「地球の気温が上昇している(=地球温暖化)のは、人間の野放図な欲望と豪奢な生活を支えるために、ありとあらゆる資源を浪費しているからだ」という声が世界各地で高まっているというのに、欲深な人間というのは、なんと罪深いのだろう。さんざん資源を浪費してきた階層が「地球温暖化」を新たなビジネスモデルにするというのは、もはやブラックジョークとしかいいようがない。「多国籍企業」という名の強欲な連中の次のターゲットは、分厚い氷のために資源開発が遅れていたアイスランド。住民は欲深な多国籍企業の掌中で踊らされ、自分たちがもっている資源は、そっくりそのまま自分たちのものになると本気で思っている。そして海面上昇のため

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    2016年06月25日
  • 地球を「売り物」にする人たち

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    地球温暖化をビジネスチャンスとして動いている企業や国のルポ。北極航路は想像がつくが、民間消防会社、防潮堤ビジネス、水利権といやはや色々あるものだ。

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    2021年02月23日
  • 地球を「売り物」にする人たち

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    氷河の下からわんさか出てくる油田や鉱床。北極の氷が溶けて新たな航路が出現して物流の費用が安くなる。水が無くなることを見越して、水に投資する。雪が減ってしまったヨーロッパのスキー場に人工降雪機を売りまくる・・・。
    これまで、「自らの利益のために多少環境が破壊されるのもいとわない」という仕事をしている企業はたくさんあると思ってきたが、まさかここまで「環境が破壊されることで利益が上がる」企業が多いとは・・・これじゃいくら環境保護をうたってもダメだと感じた・・。
    ただ、希望もある。遺伝子操作した蚊を使ってマラリアを防ぐとか、ハリケーンをコントロールしたり、石炭から排泄される硫黄を成層圏に散布して太陽熱

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    2020年02月06日
  • 地球を「売り物」にする人たち

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    気候変動に伴う様々なビジネスを狙う人たちを取材した本。元の文章も長いんだろうけど、人の名前が多かったり、翻訳が直訳だったりと読みにくかった。

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    2017年05月24日
  • 地球を「売り物」にする人たち

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    ・人類の経済活動が世界規模の気候変動を引き起こしている,その気候変動は新たなビジネスチャンスにもなれば,今ある生活を追いやられる人
    もいる.

    ・資本のある,また,温暖化の恩恵を受ける北側の国が気候変動をチャンスと捉えたビジネスを展開しやすい.
    ・しかし世界全体で共有地の悲劇起きている

    ・個々人や国の利己的で合理的な判断が必ずしも肯定されるべきとは言わないが「先進国は早急に気候変動に対する対策をとるべきだ」と安直で実現性がない綺麗事で締めないところは効果が持てる.

    ・気候変動に対する危機感が行動に結びつかないのは,他者を犠牲にすることが遠回りなプロセスになると途端に鈍感になる(鈍感なふりを

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    2019年06月24日
  • 地球を「売り物」にする人たち

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    取材対象人物の多さに閉口した点はありますが、カナダ・オランダ・イスラエル・アメリカ(ロサンゼルス・ニューヨーク・マイアミ)・オーストラリア・セネガル・スーダン・マルタ・バングラデシュ・アイスランドと他国に取材し、日本ではほとんど取り上げられていない「気候変動ビジネス」に焦点を絞ったルポルタージュです。NHKスペシャルみたいな本です。
     登場してくる会社をグリードと揶揄するよりも、そこに日本がほとんど登場しなかったことが国力の差を見るようで気になりました(唯一、登場したのがセネガルで緑化活動をしている崇教真光)。先進国から見れば、地球温暖化という現象がもたらすビジネスチャンスが、ほんと多様な領域

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    2018年01月15日
  • 地球を「売り物」にする人たち

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    地球温暖化や気侯変動によって、思わぬ利益がいろいろな形で生まれている世界各地の状況を、6年の歳月をかけてまとめたもの。氷が解けたことにより可能となった、北極海の新航路や、地下資源の採掘。護岸壁や防潮堤、浮遊式建造物。淡水化プラント、人工降雪機。水利権取引、難民の流入防止、火災やハリケーンの保険など、「不都合な現実」によって生ずるビジネスチャンスの数々が延々と描かれている。原文のせいか訳のせいか、いろいろ調べて書いてはいるのだろうが、とにかく言わんとしていることが伝わりにくい。しかもかなりの長編なので、読むのが正直きつかった。ちなみに私は全部読むのに休み休みではあるが1年もかかってしまった。

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    2017年10月09日