影山理一のレビュー一覧
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ネタバレこの(11)も、最高に妖怪だった
面白可笑しく、人間と妖怪の交流が描かれているんだけど、内容が浅くなく、異なる種族が強い絆を紡ぐことの難しさ、その壁を越える意味がしっかり描かれている
絵柄の好みで言うと、私としちゃ、藤田和日郎先生やみなぎ得一先生、楠桂先生くらい、濃いめの方が好きなんだが、影山先生の絵柄は、ストーリーが重くなりすぎるのを良い具合に阻止してくれているので、上手いな、と感じる
やはり、ストーリー、絵、キャラの調和が取れている漫画は読みやすいし、面白さが増す
この(11)のメインは、表紙を見ただけでも判ると思うが、河童
ソウルメイトであるカッパの、「ここにいたい」、「奇異太郎たちと -
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ついに、大台へ乗った
影山先生、おめでとうございます
そして、これからも、末永くよろしく
記念すべき、賞賛されるべき、(10)だけあってか、これまでの既刊以上の面白さが一冊に詰め込まれている、と私は思う
この『奇異太郎少年の妖怪絵日記』が(10)に辿り着き、これからも続くのは、『うしおととら』や『足洗邸の住人たち。』とは違う、バランスの良さがあるからだ
バランスが良い漫画ってのは、どのジャンルにしろ、総じて読みやすく、何度読み返しても飽きが来ない。それどころか、読むたびに違う魅力が見えてくる
これまでの巻でも、奇異太郎と妖怪が熾烈な真剣勝負を繰り広げる話はあったが、この(10)は、何となくだが -
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漫画読みなら、大抵、行きつけの書店があるだろう
私もある。どことは言わないが、職場から家へ帰る道にあるので大変、重宝している。常に綺麗で、店員さんの対応も個人差こそあれど、かなり丁寧でありがたい。これからも贔屓にさせてもらうつもり満々だ
一応、言っておくが、これは文句ではない。「ちょっと、これだけはどうにかなんねぇかなぁ」ってレベルの要求なのだが、この『奇異太郎少年の妖怪絵日記』を発売日に仕入れて欲しいもんだ。積めるほど仕入れてくれ、とは言わないが、せめて、二、三冊。それなら、発売日に買い逃しても、数日は残ると思うんだよなぁ。他の書店で、新刊を見つけ、慌てて注文する事が度々。この(9)も偶々、 -
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ついに、(8)が出たか!!
知らぬ間に終わってしまったのだろうか、と物寂しさを噛み締めながら既刊を読み返していたので、これは相当に嬉しい
妖怪モノとしての金字塔と言っても過言じゃなく、男の生き様を学べる『うしおととら』(藤田和日郎)、異界と融合した世界で人間の在り方を考えさせられ、人間だからこその強さに痺れる『足洗邸の住人たち。』(みなぎ得一)とはジャンルこそ違うが、面白さと好感度では肩を並べてる、私の中で
受け止め方は人それぞれだと思うが、漫画と言うよりは絵本のような感じなので、コマ使いが巧い、と言う賛辞は使えないが、その分、ストーリーに深みが生まれている、と私は思っている
影山先生は、絵が -
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ラッキー7巻目
じわじわと面白くなってきているのに、つまらなくなる気配を微塵も感じさせないのはホントに凄い
安易なバトルや冒険展開に突入せず、イイ意味でダラダラとした日常コメディを貫いているからだろうなぁ。『うしおととら』や『足洗邸の住人たち。』が大好きでしょうがない私ですら、奇異太郎と様々な妖怪らの、面白可笑しく、優しげで温かい交流には和ませてもらっている
この7巻でようやく、レギュラーが勢ぞろい
ラストの一人(一匹・・・いや、一体、一機?)は、日本妖怪の中でもメジャー中のメジャー、河童様
やっぱり、影山先生の描く河童は容姿も性格も可愛い・・・中身はまぁ、判らんがw
世の中には不思議な事がた -
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やっぱり、この妖怪漫画、いいですわなぁ
癒される、とまでは行かないけど、何となしに和める。『うしおととら』や『足洗邸の住人たち。』のようなバトルメインの漫画が好きだからこそ、余計に、ただただ、妖怪と和気藹々しているだけの日常が綴られている、この漫画を読むと肩の力をイイ感じに抜けるんですよねぇ
メリハリがつけられる、みたいな?
この巻は、奇異太郎とすずのバカップル(?)ぷりがメインだからか、日常感は割と強いです。もう、この二人の言い争いは、仲睦まじい恋人の痴話げんかにしか聞こえん。朗らかに笑って眺めていられる類の、犬も食わないもの
また、この巻に限ったことじゃないが、日常的にありそうな、エッチぃ -
Posted by ブクログ
そもそもが存在できる『次元』が違う“妖怪”ってのは、いると思えばいるし、いないと思えばいなくなる、そんな事を読み手に思わせる妖怪漫画
妖怪は絶対に存在する、と読み手に頑なに自論を押し付けてくる事は全くなく、影山先生は妖怪を隣人、もしくは、野良猫や野良犬などの、人間の一日の中のどこかで必ず接する対象だ、と受け入れているように思える
私がこの漫画が好きなのは、登場する妖怪のバリエーションが多く、キャラが個性に満ちていて、なおかつ、フィクションぽくないからだ・・・まぁ、あと、画が怖くないってのもある。妖怪が登場する以上、大きな括りではホラー漫画になり、妖怪が全く恐ろしくないってのは、それはそれで致命 -
Posted by ブクログ
妖怪漫画の新境地を開きつつある漫画の最新刊
マイナー寄りの妖怪たちを出してくれるのは、妖怪ズキーとしては堪らなく嬉しい限り
また、今巻は珍しく、一つの設定を持続させた上で話が続いていた
これはこれで面白く、漫画としてのレベルが一つ上がったように思える
美少女妖怪らに囲まれている奇異太郎に対し、若干の嫉妬は覚えるものの、悪い男ではないので、怒りは湧いてこない。すずとの仲を応援したいところではあるものの、個人的に好きなキャラは狐(なので、161pの下ネタはツボったwww)
出てくるマイナー妖怪は割りと出典が『百器徒然袋』である事が多いようなので、いつか、河合孝典先生と対談をしていただきたいトコ