坂本衛のレビュー一覧

  • 昭和の車掌奮闘記 列車の中の昭和ニッポン史

    Posted by ブクログ

    国鉄最後の日をもって退職ということは、昭和62年なのだろう。それは昭和も終焉を迎える頃である。鉄道の車掌というのは、鉄道マニアにとって趣味と実益を兼ねた職業だと著者も言う。自分は車掌よりも運転士に憧れた。でも、旅好きでもあり、当時の車掌の乗務や、行った先での乗務間合を見ると、青森から九州・西鹿児島までを守備範囲としていた著者の生活は羨ましい。しかし、どんな職業でも嫌な面、過酷な状況はある。それを乗り越えられたのは「好き」ということか。

    0
    2022年12月16日
  • 昭和の車掌奮闘記 列車の中の昭和ニッポン史

    Posted by ブクログ

    戦後復興期の昭和28年に国鉄に入社し、昭和35年に
    念願の車掌となる。その後、専務車掌に昇格し、退職す
    る昭和62年まで「一車掌」として働き続けた著者によ
    る列車の中の昭和史。戦後復興期から高度経済成長時代
    を経て昭和の終焉へと至る時代の涙あり、笑いありの体
    験記録。(2009年刊)
     はじめに
     第一章 少年期から国鉄就職まで
     第二章 普通車掌編
     第三章 専務車掌編
     第四章 専務車掌の楽しみ
     第五章 けしからん話
     第六章 乗務間合いの過ごし方
     第七章 あとがきに代えてー最終乗務の日

    面白くて読みやすい。文書のテンポが良いせいかサクサ
    クと読める。氏

    0
    2014年01月31日
  • 昭和の車掌奮闘記 列車の中の昭和ニッポン史

    Posted by ブクログ

    車掌一筋の筆者による回顧録。生々しいエピソードと昭和の車掌の気概が垣間みえ、面白く読める。
    「英語はなあ、口でしゃべるやない。心臓でしゃべるんや。」なんてのも、現場で実践していたからこそ出るセリフ。今でも通用するよな、これ。

    0
    2010年09月18日