坂本衛のレビュー一覧
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国鉄最後の日をもって退職ということは、昭和62年なのだろう。それは昭和も終焉を迎える頃である。鉄道の車掌というのは、鉄道マニアにとって趣味と実益を兼ねた職業だと著者も言う。自分は車掌よりも運転士に憧れた。でも、旅好きでもあり、当時の車掌の乗務や、行った先での乗務間合を見ると、青森から九州・西鹿児島ま...続きを読むPosted by ブクログ
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戦後復興期の昭和28年に国鉄に入社し、昭和35年に
念願の車掌となる。その後、専務車掌に昇格し、退職す
る昭和62年まで「一車掌」として働き続けた著者によ
る列車の中の昭和史。戦後復興期から高度経済成長時代
を経て昭和の終焉へと至る時代の涙あり、笑いありの体
験記録。(2009年刊)
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車掌一筋の筆者による回顧録。生々しいエピソードと昭和の車掌の気概が垣間みえ、面白く読める。
「英語はなあ、口でしゃべるやない。心臓でしゃべるんや。」なんてのも、現場で実践していたからこそ出るセリフ。今でも通用するよな、これ。Posted by ブクログ