登場人物が、一様に「その年代にしては幼い」と感じてしまいます。(主人公夫婦の夫の同僚はさすがに違いますが…)
夫くんも、中高一貫から大学まで(多分「W」)の高い学歴を持ち、国家公務員総合職にまでなる頭脳を持ちながら、その言動は、かなり幼いというか、自己中心的と感じられる言動が、随所に見られます
...続きを読む。
それゆえに、職務上、半ば強制的にニート女性と結婚させられてからの「ゆるやかな成長」を母親目線で見守っていくという楽しみはありますが…
いろいろなところで「レビュー」を見ますと、作品への好き嫌いは、かなり分かれているようです。
それは、現実世界設定に、理論的には可能ではあるものの、流石にありえない要素を押し込んでいるため「頭の中で現実とファンタジーの線引きがしづらい」と感じる人が相応にいるからではと思います。
指一本で人体を破壊できる漫画に、誰も「ありえない!」とは批判しませんが、この作品の舞台は、あくまで現代の日本での、リアルな日常なので… ここらへんの「もどかしさ」は、実際に読んでみないとわからないと思います。
この作品は、偶然に知ったもので、いわゆる人気作品として認識していなかったのですが、ネット上ではかなり熱烈なファンの方が相当数、おられるようです。サイトによっては、読めるのは1日2話までで、全100話と少しでありながら「4週目です!」「5週目です!」と、毎話ごとに入力できるコメント欄に「猛者」さんを見ることもめずらしくありません。
そこで、ファン同士、登場人物の言動を大絶賛しあうのは、微笑ましくもありますが、たまに「今回の主人公の言動は、社会人としてありえないのでは?」などという「疑問コメ」があがると、
古参・猛者・愛読者の皆さんにより、ネットリンチ開始。
ただいま、おひとりの投稿者さんが「なぶり殺し」になっています。
「嫌なら読むな!投稿なんてするな!」では、表現の自由も何もありません。作者さんへの人格攻撃などでなければ、作品の展開に疑問を呈するのも自由です。
これほどまでに、信奉的なファンに守られている作品として、一読の価値がある作品ともいえます。影の国民的大ヒット作といえるでしょう。