池上明子のレビュー一覧
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荒削りだからこそ伝わってくる作者の思いと、作品の力強さ、キャラクターの魅力が存分に読み手をストーリーへと引き込ませる。
文体は素人臭さが十分に残るが、終盤に向かうにつれ、気にならなくなった。
ジェットコースターのような展開に、キャラクターへの感情移入は少し難しいが、一人ひとりが際立った迫力とストーリーを牽引する役割を与えられ、十分に全うしていた。
ラストの穏やかで優しいひと時を迎え、ようやく安堵する。
とにかくマリアが健気で可愛くて、彼女の幸せだけを願わずにはいられなかった。
個人的にはオーラが好きすぎて、もうどうしていいか分からない。
全キャラクターで一番オトコマエ(男前?漢前?)だと思 -
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Posted by ブクログ
今や世界で最大のサブスクリプション型音楽配信サービスとなったSpotify。私自身も日本でのローンチが早かったApple Musicを当初利用していたが、日本ローンチのタイミングでSpotifyに乗り換え、それ以降Spotifyなしの生活が考えられないほど依存している。
本書はそんなSpotifyの創業から現在に至る出来事を2人のライターの共同執筆でまとめた一冊である。音楽配信ビジネスにおいては、かつてAppleがiTunes Music Storeを開始したときに様々なレコード会社を巻き込むために苦労したように、Spotifyでも同様の苦労が非常に大きなエピソードを占める。特に、配信によっ -
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一見するとSpotify創業者の公式本のように見えるが、実際は違うので注意。「はじめに」でも書かれているが、本書は経済ジャーナリストがSpotify創業者の周辺人物にインタビューをして書いた非公式ノンフィクション。要するに、Spotifyを扱った歴史書。私は読むまで気づかなかった。。。Spotifyの馴れ初めやこれまでの困難などが詳しく書かれていて、「へぇ~」という感じだったが、創業者のダニエル・エクが何を考え、どのような思いを持って活躍してきたかはちょっと不明瞭だったのが残念。良くも悪くも、第三者から客観的に見たSpotify正史という印象。
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Posted by ブクログ
spotifyの立ち上げから、現在までに至る時系列の羅列
【感想】
本書から何かしらのエッセンスを抽出しようと思ったが、叶わなかった。読みづらく感じ、上手く自分の中で本書のメッセージを言語化できない。登場人物がかなり多く登場するのだが、それぞれがどのような役割を持っており、どう動いているのか、というのが掴みきれなかった。もう少し、筆者や創業者自身によるストーリーの練り上げがあれば、より理解できたかもしれない。ただ、spotifyが現在に至るまでにどんな騒動があったのかはなんとなく掴むことができた。Apple Musicよりもはるかには良い時期から、長く音楽ストリーミングサービスを手掛けて