飯田裕久のレビュー一覧

  • 地取り

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    タイトルからして専門用語だし、他で今まで読んだことがないほどに警察内部の様子が克明に描写されていて、なんだこの小説と思ったら、著者は元本職でした。

    いわゆる小説家が書いた小説とはあきらかにレベルが違い、一線をはるかに超えて、警察の内部の世界がありえないくらい惜しげもなく披露されている。物語の核となる事件自体には、奇をてらうトリックも、心を動かされるような人間模様もほとんどない。ただの、と言ったら不謹慎かもしれないが、平板な殺人事件。読ませるのは、時間を追って描写される、警察内部の捜査の進め方、それと主人公の「部屋長」の刑事としての心理の動きのみである。

    つまりくどいようだが、エンターテイン

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    2017年04月28日
  • 自分を鍛える働き方

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    刑事たちに受け継がれてきた「刑事五十訓」を分かりやすく解説。ビジネスパーソンにもお役だちかと思われ。

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    2011年05月24日
  • 地取り

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    警察の内部の動きが詳細でよかった、さすが元刑事が作者だなと思う。

    内容は複雑なトリックがあるわけでもなく。リアルには近いのかな。

    セリフが臭いのが気になるし、近頃の若者は的な説教臭いのも気になる。

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    2015年11月06日
  • 警視庁捜査一課刑事

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    警察官の早死に率がハンパない。
    そりゃストレスすごそうなあ。

    警察小説は地味で好きではなかったけど、地味な仕事が成果を上げてるのかと感心した。

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    2014年06月22日
  • 地取り

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    中堅刑事?さんを中心に地位とか捜査とか結構細かい話し。
    嫌いではないんだけど、事件の内容重きというよりかは警察内部の動き?みたいな感じがメインだった…

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    2010年11月22日
  • 地取り

    Posted by ブクログ

    通常の警察ミステリとは少し趣が違う。作者の前身が警察官ということが作品に与える影響は、プラスマイナス両方あるように思える。
    プラス面。これはもう圧倒的なディテ−ルの細かさだろう。事件前の待機期間から、捜査、解決に至るまでの一連の流れは丁寧で細やか。本作品はそれぞれの“役割”に重きを置いてあり、その現場にいた者しか知りえない温度や匂いといったものが行間から伝わってくる。しかも、小難しい表現は一切なく、簡素に要約してあるので大変読みやすい。
    マイナス面というか少し気になったのは、キャラに作家の意見を代弁させるシーン。ただこれは、言ってることも正論だし、読んでて不快に感じることはないのだが、あまり多

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    2009年10月04日