中村耕史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
クックパッドのデータ分析力と題して、たべみるのリニューアルにおける話やそのマーケティングにおいて実践したこと。また、企業がどのようにそれを活用しているかなどを地に足のついた形で綴られた書籍。
たべみるチームとは非常によくしていただいたこともあり、とても興味深く読むことができた。
たべみる自体とても使いやすいプロダクトであり、自分もそれほど使いこめていたわけではないが、それをリニューアルするにあたって、タイトな期間でよく仕上げたものだと思う。青木さんの記述もあるが、これは青木さんだからできる部分もあるだろうが、そこを差し引いてもとてもためになった。
また、中村さん自身、なかなか提案が社内で通ら -
Posted by ブクログ
<マーケティング/データ分析に興味がある人向け>
日本No.1のレシピサイトはどのようにデータ分析を行っているのか?過去のデータから未来を予測するとはどういうことか?クックパッドのデータを活用した新事業「たべみる」を立ち上げた筆者が、これまでのデータ分析とマーケティングを語る。
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「ビッグデータ活用」と叫ばれて久しいが、意味がわかっていなかったのだな、とこの本を読んでよくわかった。アンケートやインタビューなどの「集めたデータ」ではなく、検索ワードなどの「集まってくるデータ」の持つ価値について考えたことがなかったから。人が無意識的にする行動にこそチャンスが潜んでいるということ。クックパ -
Posted by ブクログ
ネタバレあまり通常のクックパッドユーザーには知られていないであろう「食のデータ分析」本。
「たべみる」というものすごいポテンシャルを持ったサービスが埋もれていることに着目した若きデータアナリストが社内の承認を得て、粘り強くサービスのデザインを練っている中で強力なエンジニアの相棒を得て見事サービスのリニューアルを達成して行く過程を描いたのが前半。
この前半部分は正直「プロジェクトx」で1時間の実写ドラマになってもおかしくないくらい面白い内容でした。
純粋に同世代の著者の粘り強い活動、サービスが必ず役に立つと確信をしているゆるぎない信念。それを事業に落とし込めるための計画、そして地道な営業。。。
広報 -
Posted by ブクログ
◆読書目的
「消費者ニーズ(隠れたニーズ)を知るために、どのようにして、ビッグデータを活用するのか」を知るために読んだ一冊。
結論から言うと、
ビッグデータの活用に関する記述は少なかった。
どちらかというと、クックパッドの「たべみる」という新しいサービスの軌跡や将来の展望について書かれている。ビッグデータの活用についても、「たべみるのビッグデータは、今後色々な分野で活用されうる!」といったところで終了している。
次作があれば、期待といったところです。
ただ、興味深かったところもありました。
クックパッドの検索データは、スーパーの陳列にも活用できるということ。
検索データでは、「すきやき」× -
Posted by ブクログ
タイトルからして、
てっきりデータ分析に関する本かと思いきや、
どちらかというと「たべみる」がどのようにして
現在の地位を確立することができたのか?
といった変遷について書かれています。
若干拍子抜けなところもありましたが、
個人的にはデータ分析サービス企画の難しさの部分で
かなり共感出来るところがあったので非常に勉強になった。
【参考になったこと】
・企画として最初に取り組むべきは、
どんな人向けのサービスでどのように使われるのか?
といったお客さま視点での検討による仮説出し。
また、仮説の実証実験としてヒアリングによる調査も
怠らずに実施すること。
・ユーザーが入力する内容は