ターシャ・アレクサンダーのレビュー一覧

  • レディ・エミリーの事件帖 折れたアポロ像の鼻
    期待せずに読み始めたら予想外の面白さ!帯だったかに「ジェーンオースチンが書いたダ・ヴィンチ・コード」みたいなことが書いてあったような気がするけど、うんうん、そうかもしれない。でも彼女特有のきまじめさはないかなぁ。そこはそれ、やはり現代の作家さんだものね。
    シリーズが進んでいくにつれて登場人物の考え方...続きを読む
  • レディ・エミリーの事件帖 円舞曲は死のステップ
    レディー・エミリーの事件帖第三弾。

    結婚したのかと思いきや、まだ結婚していないエミリー。
    しかもコリンの素敵な元恋人が現れて不穏な雰囲気に。

    ダンスカードとかモーニングバンドとか、
    優雅な言葉が次々と出てくる、
    今回の舞台はウィーン。

    ウィーンに行った意味があったのかどうかはわからないけど、
    ...続きを読む
  • レディ・エミリーの事件帖 盗まれた王妃の宝石
    レディー・エミリーの事件帖第二弾。

    コナンがエミリーの味方とわかっているので、
    だいぶ安心して読めた。
    ヴィクトリア朝の貴族の生活にもだいぶ慣れてきたし、
    屋敷に侵入されたり、けがをさせられたり、薬をもられたりと、
    前回より危険度もアップして面白かった。
    エミリーやそれ以外の人の恋愛もからんでいた...続きを読む
  • レディ・エミリーの事件帖 折れたアポロ像の鼻
    運悪くこの作品を読み始めてしまった男性、
    とくに未婚者は、
    主人公のあまりに現実的な、利己的な結婚生活に幻滅するのは仕方がないと思う。

    でも、我慢して読み進めてもらえば、
    亡き夫に恋をしていく姿に許してもらえるのではないか。
    ヴィクトリア朝の貴族の女性には、
    社会的自由はあまり与えられていなったこ...続きを読む
  • レディ・エミリーの事件帖 盗まれた王妃の宝石
    アントワネットゆかりの品の泥棒、謎の崇拝者からのギリシャ語の手紙、ルイ16世の直系子孫を名乗る男、ピンク・ダイヤモンド所有者の死、愛人との息子、手紙の暗号、社交界での悪評、共和制フランスのクーデター計画。

    社交界と恋愛や結婚や噂話、ドレスやパーティや舞踏会…ダウントン・アビーも結局、ついていけなか...続きを読む
  • レディ・エミリーの事件帖 折れたアポロ像の鼻
    ミステリの展開と結末はかなり早い段階で予想ができる。(そして予想通りである。) それ故読みやすかったとも言える。
    シリーズ1作目ということを考えると仕方がないのかもしれないけど、あれもこれもと詰め込みすぎて全てが表面的すぎるような印象。
    主人公のエミリーがなぜ全方位的に愛されるのか。財産でも外見でも...続きを読む
  • レディ・エミリーの事件帖 折れたアポロ像の鼻
    19世紀ロンドン、ヴィクトリア朝の社交界。結婚後半年で未亡人となり、資産と自由を手にし、社交の義務からも解放された若く美しいレディ。古典美術に目覚め、勉強を始め、夫を再発見し、盗難美術品の謎を解決する。

    これから始まるであろう様々な冒険談、どう続くんだろうかと楽しみです。帯に「ジェーンオースチンが...続きを読む