木田知廣のレビュー一覧
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ネタバレ良書と聞いて読みました。確かに良書でした。
「論理的思考は学んだけれど、どうもうまくいかない」という人にオススメです。非常に読みやすく、1時間程度で読み終わります。
この本では、序章に「論理思考」に執着して「残念な人」になったケースが紹介されています。
・相手を言い負かす
・評論家気取り
・犯人探しに躍起
このような「残念な人」にならず、円滑に論理的コミュニケーションが取れるための「使える」論理思考の技術がまとめられています。論理思考「だけ」ではうまくいかない、「論理」と「心理」をうまく合わせることで、相手に伝わり人を動かすことが出来る、という内容です。また、相手のタイプによってのアプローチ方法もまとめられていて、実践方法やポイントを説明しています。
私は、読むのは程々に、あとは実際に使ってみて、実践してから後でまた読みなおしてブラッシュアップさせていこうと思っています。
私は論理も心理も「知って」はいたんです。ロジカルシンキングのセミナーも受けたことがありますし、本も読みました。心理面についても書籍内で紹介されていたロバート・B・チャルディーニ氏の「影響力の武器」も読んだりしており、コミットメント、返報性の心理、比較させる、相槌を打って話を聞く等々、何が人を動かすのか「知って」いました。
ただ、使えていませんでした。序章の「残念な人」は私の事だと思います。今まで会社などでも色々と話しをしてきましたが、どうもうまく説得出来ず悩んでいた理由がわかったような気がします。TwitterのTLで流れていて良書とのことで手に取りましたが、良い本に巡り会えたと思います。
以下、書籍内で特に頭に残っていたことをまとめておきます。
論理コミュニケーションの本質は「主張と根拠」を切り分けて話すとのことです(P42) この言葉を読んだ時、ふと過去に「石破茂さんは、自分の思いと事実をしっかり使い分けて喋ってるなぁ」と思っていたことを思い直しました。聞いてて非常に分かりやすかったのは、この主張(思い)と根拠(事実)をしっかり分けている所なのかと思い返しました。「主張と根拠」を混同しないように意識して伝えるのは大事なポイントだと思います。
人は4つのタイプに分けられる(P462)は、今まで知らなかった新しい観点でした。「損得勘定」「規範意識」「承認欲求」「好悪感情」の4つに分けられ、「人は何を大事にするか?」という観点から聞き手のタイプを分割しています。損得勘定の人には金銭などのメリットを重視、承認欲求タイプの人には周りから認められるという点を重視して話すなど、タイプによって方法が違います。人を見て話すという根本が抜けていたので、意識して話してみようと思います。
なんか、論理的思考というのもありますが、営業にも通じる所があると思いますね(当然なのでしょうか。相手から承認・同意を得て、不満・悩みを解消するのが営業のお仕事ですから) -
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プログラミング思考は今やっている仕事を自動化するとしたら、どうやるか考えること。
コンピュータを使わない、アンプラグドプログラミングという考えかたがある。
一歩引いた視点があると、プログラミング思考もロジカルシンキングも身につく。
論理構成をしっかりさせないと言いたいことが伝わらない。
絶対的な正解はないので、状況に合わせて最適な方法を選ぶことが重要。
MECE。もれなく、ダブりなく。というフレームワークで考えるとクオリティが上がる。
ロジックツリーを使い全体を整理する。曖昧さを排除できる。など効果がある。
分かり易い話し方のために何が論点か。を最初に宣言する。
結論を最初に述べるのは相手への最大の気遣い。
隠れた前提があると話が噛み合わないので注意する。
取っ掛かり易く、分かり易い良書。 -
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ネタバレ「論理で掴んで心理で動かす」
タイトルは「論理思考の技術」であるが,ロジカルシンキングに関する本,というよりは,対人交渉術を取り扱った本である.
章構成も,
1.イントロ:論理思考だけではイタイ人
2.論理思考の技術:ピラミッドストラクチャ
3.人を動かす6つのスイッチ:CRICSS
4.CRICSS 実践
5.CRICSS と 相手に合わせた論理思考
といった風である.
受け取ったメッセージは
(i) 相手を見てない通り一辺倒の論理思考は,ただ単に嫌われるだけで役に立たない.自分の主張を通すためには,相手の心理に合わせた論理思考が必要
(ii) 論理思考はピラミッドストラクチャに.フレームワークの功利は以下の通り.
・「主張1つに3つの根拠」を明確に定義する.
・「根拠の相互関係性」(対等 / 横並びであるか / MECE / 偏った視点になっていないか)をチェックできる
・「主張と根拠の関係性は直接的かつ明快か」をチェックできる.
といったところ.
中でも,説得を意識した論理構成を考えよ,というところがキモである.承認なき論理は論理ではない.
また,複雑な事象をシンプルに捉えることが論理の主目的.複雑化するほど多様なフレームワークを全て使いこなすことはない.ピラミッドストラクチャ程度の簡素なもので十分.
心理パート:CRICCS
Commitment : 一貫性 - ヴィジョンを示す.
in Return : 見返り - 相手・自分・他者にどうメリットがあるか意識.これダメなら代わりにこっちは?
Influence : 政治力 - 5大源泉( 情報通 / 権威力 / 資源配分力 / グループ力 / 専門力 )を活用する.
Comparison : 比較 - 高いもの見せてから安いものを売る.
Scarcity : レア度・希少性・限定感 ( 体験を売る )
Sympathy : 共感を得るには相手に好かれること.好かれるには相手を好くこと.
実践するには
(i) PARLの法則 : Plan / Action / Result / Lerning に則った話法.相手を説得・印象付けるにはストーリーを聞かせること.
(ii) 相手のタイプによって論理を使い分けることが必要.
相手が聞きたがっていることを話してあげることが何より.
といったところが要約であるか.
当然といえば当然であるが,初心者にもわかりやすく簡単にまとまっていることが高得点の理由に挙げられる.
印象心理のような技術を使うことには熟練が必要であろうし,どれだけ実践を頑張るかにこの技術を活かせるかが左右されるであろう.
座学のみでなく,実践を常に心がけたい. -
Posted by ブクログ
【本書の構成】
序章 論理思考を学んだ「残念な人」たち
1章 論理でツカむ! 論理思考のコツ
2章 心理で動かす! 「CRICSS」の法則
3章 実践! 明日から使える5つの心理テクニック
4章 ほんとうに使える論理思考の技術
付録 ビジネスでほんとうに使える8大フレームワーク
ロジカルシンキングを扱った本はたくさんあるし、
心理テクニックを扱った本もたくさんあります。
しかし、この二つをきちんと結び付けて書かれた本は数少ない。
そして、この本を読めば、論理思考を実践で活かすためには、心理テクニックは欠かせないものだ、
ということが分かると思います -
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最近改めて感じるのだが、仕事については自己流では絶対駄目で、基礎から学び直さないといけないということ。
そういう意味では研修は大事で、社内でも数々の研修を行っているのだが、身に付いているのだろうか。
結局、研修の場だけで終わってしまうと、とても習得したとは言えない。
特に中高年のリスキリングも課題と思って取り組んでいるが、40〜50代こそ考え方が固まっていて、改めて基礎を学び直そうとは中々思えない。
それもそのはずで「今さらそこ?」という内容では、登るべき山の一番麓から頂上を目指すようなもの。
その道のりの長さを知ると、それだけで挫折してしまうのだ。
この辺は本当に悩んでいるのだが、どうすればよいものか。
もっと若い時に勉強しておけばよかったと思うのも常であるが、ここは嘆いてもしょうがないところだ。
今でこそビジネス書は溢れているし、書籍を読まずとも、知りたいことがあれば検索で出てくるし、何なら無料の動画で解説までしてくれている。
情報にアクセスすることは各段に容易になったが、それを身に付けるまで習得するのは、相当に高い壁なのだ。
「検索すれば答えが出てくるのだから、覚える必要がない」
ということも、ある意味では正解と言える。
しかしながら「身に付けなければ役に立たない」という点では、やはり覚えることも重要なのである。
今さら体系的なフレームワークを学ぶのは気が引けるかもしれない。
ロジックツリーを使えば、考え方を整理できるというのも、頭では理解しても、仕事の実践の場で使うのは、相当ハードルが高い。
ロジックツリーについても何度も試してみて、ようやく使えるようになるものだ。
中高年のオジサンがいきなり部下の前で披露するのは、まぁまぁな自信家でなければできないだろう。
そういうことで、こっそり学んでも、なかなか習得までは至らないのであるが、何とかできないかと感じてしまう。
確かに、全員が全員、プログラミングもロジカルシンキングも習得する必要はないのだが「出来るようになりたい」と思っている人がいるならば、何とかならないものだろうかと感じてしまう。
プログラミングもロジカルシンキングも、一番の難しさは「本質がどこかを見極める」という点だろう。
そもそもの本質がズレていたら、あるべき答えに辿り着けない。
数学の証明問題で、解き方の手順を間違えているようなものか。
「この補助線を引くことが解法の本質」という点を見極められるかどうかが大切であるが、その補助線に気が付くかどうかは、似たような問題文を何度も何度も解いていくしかない。
結局は数をこなすことも大事ということか。
益々習得のハードルは上がる訳であるが、ここは諦めて基礎から学び直し、簡単な課題から量をこなすしかない。
今まではこんなスキルを知らずとも、コミュニケーション力だけで仕事が成立することがあった。
しかし時代は大きく変わったのだ。
それこそ、天動説が地動説になるぐらいの変化が今現在起きているのだ。
そして未来は、その変化が益々激しくなっていく。
やはり厳しいとは言え、地道にやり切るしかない。
私自身も、これらフレームワークを使いこなせているとは到底言えない状態だ。
当然プログラミングも全く出来ていない。
だからこそ何から学んでいけばよいのか。
ロジカルシンキングは、基本のキだろうと思う。
少しずつでも学んで実践していきたい。
(2024/7/7日) -
Posted by ブクログ
プレゼンや上司の説得など、相手を動かしたい時に。
ストーリーに添いながら論理思考を解説していく、よくあるスタイルの本ですが、このストーリーが分かりづらいのかありきたりだからなのか、あまり入ってこなかったです。
論理思考の基本として、「主張と根拠を分ける」、「ピラミッド・ストラクチャで論を構築する」、「3大ポイントでチェックする」
【ピラミッド・ストラクチャの3大チェックポイント】
根拠はほんとうに「根拠」か?
主張と根拠はつながっているか?
根拠の横並びに違和感はないか?
これだけ覚えとこうと思います。
本当は論理的思考に加えて心理的要素も必要とのことです。
ほかはフレームワークの技術というか、解説書みたいな印象でした。 -
Posted by ブクログ
・さくっと読める読み易い本。
・論理=ハンドル、感情=エンジンと言う主張は、「スイッチ!」(チップ・ハース/ダン・ハース著)の論理=象使い、感情=象と同じ。(本書と同様、進化心理学を応用していて面白い)
・近年、製造業からサービス業へ産業構造が変化し、工場で個人個人で仕事をする人より、チームで仕事をする人の方が多いと思うので、このようなコミュニケーション力を重視する自己啓発書はなかなか有効だと思われる。(何気に上から目線コメントですみません)
・色々と各種テクニックが分かり易い形で紹介されていて、すぐにでも実践できる気分にさせてくれる。
・しかし、あくまでここで紹介されているのは、物事をスムーズに進める為のテクニックであって、これらのテクニックを駆使したからといって、素晴しい事業/製品を作り出せる訳ではない点にも注意が必要。(だから、コンサルって信用できないんだよね。
・「最大のリスクは、リスクの無い人生を送るリスクである」スティーブン・R・コヴィー(経営コンサルタント、「7つの習慣」の著者)
→何もやらずにいるよりやってみる価値はあるかと思う。ただし、失敗は自己責任でw
・自己啓発本にありがちな疑問として、みんながこのテクニックを使い出したらどうなるんだろうという素朴な疑問はある。(そんな世界ウザイw -
Posted by ブクログ
「ほんとうに使える論理思考の技術」があるように本当は使えない論理思考の本も多くあります
この手の論理思考は正しいのですが論理…理詰め一辺倒になりがちなのです
この「ほんとうに使える論理思考の技術」では「論理」と同等に「心理」についてもレクチャーしているので会社の会議など実用的になっています
今までにあった論理思考では3つの間違った残念な人のタイプがあります
・議論に勝つことが目的の残念な人
自分の正しさを証明したいだけの論理思考。人の話を聞かないのも特徴「それは何故ですか?」「何を根拠に言っているんですか?」「まるでロジックが通っていませんね」が口癖
こういうタイプの人は相手が建設的なプレゼンをしても関係ないのでイライラします(笑)
・理屈だけ行動なしの評論家
おとなしい性格の人が論理思考を習得するとなりがちな残念な人
「ごもっとも」な意見を言うだけで会議の目的にまったく変化・貢献をしないタイプ
慎重派の意見としてはアリかもしれないので最初の例の残念な人よりもマシ…?
無害なだけで有益ではない
・問題探しが犯人探しになる残念な人
一番最悪な残念な人。論理思考で現状の問題点・改善点から組織の問題…その先の犯人探しに飛躍するタイプ
ネガティブな意見を言うのが特徴「誰がこれを決めたんだ?」「なぜそんな意志決定をした?」が口癖
こういう残念な人が居座るとチャレンジすることが馬鹿らしくなるのも当たり前
もしも「社内でこんな残念な奴がいるなぁ」「コレって自分かも…?」と気付いたならばその解決策を知るのも良いしそういう残念な人への対処法を知るのも良いでしょう
この本をオススメしたい人は「人前で発表する立場の人」「管理職など人材を扱う立場の人」「自分の主張を通したい人」
ただし一回通して読んだだけでOKかと言えば「難しい」と感じます
こうしたノウハウで大事なのは「知っていること」ではなく「使っていること」です
迷った時には本に立ち戻ってもいいので実戦経験を積みながら論理思考は完成されていくのだと思います