風見周のレビュー一覧

  • 殺×愛4 ―きるらぶ FOUR―

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     私の中は、カラッポだ。
     この街で<オメガ>と恋するために、女子高生になって。対天使兵器の自分が天使を倒すこと以外、何ひとつ上手くできないコトに気が付いた。
     来夏さんのように笑うコトや、高天原師匠のように恋愛を応援するコト。人は、色んなコトができるって初めて知った。
     戦うコト以外は無意味だと思っていたけど。今は、そうじゃないとわかる。
     でも、このままの私じゃ何もできない。
        だから、ヒソカ。
     おまえと一緒の学園祭で、手に入れたいものがあるの。
     殺すために恋をして×死ぬために愛し合う、世界のための契約の”恋”。私はそれが、イヤ――じゃないかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 殺×愛3 ―きるらぶ THREE―

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    「サクヤを殺しなさい。あなたの手で」
    僕と対なる存在・アダムと名乗る少年は、笑みを浮かべたまま続ける。
    「できるでしょう。この街のためなら」
    ――そう、僕は、彼女を、犠牲にできる。
    壊れていく世界を救うために、僕を殺しに来た対天使兵器の少女・サクヤ。
    この対天使兵器の存在価値は、”あの人”との約束を実現する道具たること。
    だから僕は、きみを犠牲にできる。
    なのに。記憶の欠片に宿る”あの人”が、僕のココロに囁く。
       密くん。
    《大切》なものから、逃げないで。
    殺すために恋をして×死ぬために愛し合う僕らの”恋”。僕は初めてそれを、”痛い”と感じた――。

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    2009年10月04日
  • 殺×愛2 ―きるらぶ TWO―

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    5年前、僕は死んだ。
    椎堂密が、オメガという存在に変質した――世界滅亡の始まりに。普通に学校に通い、幼なじみに淡い恋をしていた、そんな部分は全部、死んでしまった。
    オメガたる僕が抱くのは、僕を殺してくれる”あの人”への想いだけ。
    だから、自分に言い聞かせる。
    対天使兵器の少女・サクヤ。契約で僕と恋する彼女との日々は、紛いモノに過ぎない、と。本当の望みが叶うまでの偽りの代替品、気休めでしかない、と。
    死ねない僕と、僕を殺して世界を救いたいサクヤは、今日も”恋”をする。
    でも、それは――決して”幸せ”であるはずがない、世界を欺く恋物語。

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    2009年10月04日
  • 殺×愛1 ―きるらぶ ONE―

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    僕は”世界”を滅ぼしている。
    僕のせいで天使が滅茶苦茶に壊す、僕の住む街。僕のせいで死んでいく人達。
    椎堂密という存在は、罪悪でしかない。
    それでも僕は生きることを選ぶ。
    騙して、偽って、何を犠牲にしてでも、”あの人”と再び巡り逢うと決めたから。
    なのにきみが、僕の中にノイズを起す。契約で僕と恋をするサクヤ。僕の望みを叶える道具でしかない、対天使兵器の少女。
    迷いのない彼女の瞳が、僕のココロに、不協和音をかき鳴らす……。
    でも。サクヤに世界は救えない。―僕を殺すのはきみじゃないから。
    壊れかけた世界の片隅で。世界を滅ぼしながら死ねない僕と、僕を殺して世界を救いたいサクヤの恋は続く。
    これは二律

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    2009年10月04日
  • 殺×愛0 ―きるらぶ ZERO―

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    待っていたよ―きみを。
    僕は微笑む。僕の心臓を剣で貫いた、対天使兵器の少女に。それでも死なない僕の驚く、サクヤと名乗った彼女に。
    それから、用意していた台詞を囁く。「僕と恋愛をしよう。世界を救うために」
    ある日突然始まった、世界滅亡。《天使》と呼ばれる謎の存在が、人も街も壊してしまうのが、今の現実。そして、世界滅亡をふせぐ方法はただひとつ。
    とある事情で不死身の僕、椎堂密が、相思相愛の相手に殺されることだけ。
    僕は待っていた。僕を殺しにくるはずの、対天使兵器のことを。僕の”本当の望み”を叶えるためには、その力が必要不可欠。だからサクヤに恋を囁く。『僕を殺したいだろ?』と繰り返す。彼女を縛りつけ

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    2009年10月04日
  • 殺×愛1 ―きるらぶ ONE―

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    世界を正しい形にするために、恋をしよう。
    聴いていて恥ずかしくなる副見出しなのだが、主人公のスレ具合が程よく皮肉交じりで描かれているため、普通に読む事が出来たと思う。
    思い通りに行かない世界に対する慟哭は誰に投げかけられたものか。

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    2009年10月04日
  • 殺×愛0 ―きるらぶ ZERO―

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    「天使」と呼ばれるものがヒトの社会を脅かす世界。
    主人公はなぜかそんな世界でただ一人選ばれてしまった死ねない体の持ち主である。
    親しい仲間が次々と回収されていく中で主人公は一人過酷な運命に立ち向かう。

    しかしそんな世界の現況の中心が実は○○だった・・・。
    という少し悲しい設定のお話。
    設定自体は悪くないのだが、縛りがきつすぎるのかやや無理があるストーリ展開に感じられる。
    HOWの部分は良く書けているのだが、WHYの部分で今後行き詰まってしまう気がしないでもない。

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    2009年10月04日
  • 殺×愛0 ―きるらぶ ZERO―

    Posted by ブクログ

    これで「きるらぶぜろ」と読むらしい。(^Д^)ギャハ!
    ラノベ板の貴方に合う本を探すスレで紹介された本。
    文章が独特。主人公のナルシスト的な口調で語られる。初めこそ嫌悪感を抱いたものの、読み進めていく内に慣れました。一巻丸々を壮大なエピソードで使った感じかな。二巻目以降でやっと本編に入るようです。
    ツンデレ要素を持ったキャラクターがたくさん出てくるのは個人的に良いと思ったけど、ストーリーがちょっとなぁ・・・まぁ、悪くはないけど。
    二巻目に期待。(´-,_ω-`)プッ

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    2009年10月04日
  • 殺×愛0 ―きるらぶ ZERO―

    購入済み

    うーん

    著者の「僕と彼女がいちゃ…」は面白かったし、文体にも慣れているつもりだったのですが。

    物語は面白そうな片鱗が見えたのですが、主人公の語りがくどい&死語満載&陳腐で興醒めしてしまい、30ページでギブアップしてしまいました。何故立ち読みで止めなかったのか…

    続巻が沢山出ているのできっと物語に引き込まれて面白いのだと思いますが、僕はお金は出せないです。

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    2015年06月02日