時間の有効活用に関する1冊です。
確かに、時間の使い方を改善することで3時間を生み出すことができれば、大きく人生が変わります。実際に著者が実践してきた方法を分かりやすく紹介します。
1つ1つの内容は決して目新しいものではないかもしれませんし、もっとすごい方法を使っている人もいるでしょう。
ただこの著書では、4週間という時間を区切って、どのような順番で実践していけば、当初の目標を達成できるかのほうがより重要なポイントです。つまり、時間の効率化は以前より語られているにも関わらず、まだこれだけのニーズがあるのは、結局習慣化できる前に挫折してしまう人多いという表れなんだと思います。
そういう意味では、習慣化に絞った主張は、理解しやすく、実践しやすい内容になっています。
実際に実施するには、自分だけでなく、周りを巻き込むことが必要です。社会全体で、時間の効率化を意識できるようになれば、まだまだ未来は明るいと感じています。
仕事を短時間で終わらせる「4つのポイント」
①1日の「過ごし方」を見直す
→「残業してでも、いい仕事をしよう」というマインドを捨てる
②「仕事の段取り」を徹底する
→仕事を溜めず、「効率的に流す方法」を考える
③「仕事環境」を効率的にする
→「物を探す時間」をゼロにする
④「仕事のスピード」をアップさせる
→1秒でも早く手を動かす工夫をする
眠りの質を上げるバランス
①食事は就寝3時間前にすませる
②食事と入浴の間は1時間以上あける
③入浴後、就寝までの感覚は1時間
「導線管理法」を導入する前の作業分析
①右手でやること
②左手でやること
③頻繁に(30分以内に1回以上)やること
④ときどき(2~3時間以内に1回以上)やること
⑤たまに(1日に1回以上)やること
⑥めったにやらないこと
↓
機器手側に①を配し、反対側に②を廃し、③を席を立ちあがらずに取れる距離に、さらに④→⑤→⑥を自分に近いところから遠いところに配す
<目次>
はじめに
「自分だけの3時間」を作り、人生を変えよう!
第1週目 1日のリズムを整える
・1日10分の「前業」で、人生が加速する
・残業続きでも大丈夫! 日常を変える3ステップ
・残業代が、あなたの人生を狭くする
・無理なく続けられる早起き、コツは強制力
・眠りの質を劇的に上げる、「夕食、入浴、就寝」の最強バランスとは?
・気持ちよく眠るためのちょっとしたコツ
・戦略的息抜きで、頭と心を癒してあげる
第2週目 仕事の渋滞をなくす
・9割の人がハマる「仕事の渋滞」とは?
・仕事は「順番」がすべて! その2つの理由
・月単位→週単位の鳥の目管理法をマスター
・1日をデザインできれば、毎日がもっと楽しくなる
・嫌な仕事を片づける3つのコツ
・現実逃避アクションを撃退しよう
・集中力維持のための上手な休息法
第3週目 仕事環境を効率的にする
・1年で150時間! 物を探す時間をなくす!
・朝15分、帰る前の15分整頓で1日が変わる
・超決定版! パソコンフォルダ管理法
・データの上手な削除ルール
・電子化せずに、あえてアナログで持つもの
・デスク整理は、「定位置管理法」で完璧
・43Foldersで書類探しの時間を短縮
・「1日1捨」で毎日グレードアップ!
第4週目 仕事をスピードアップさせる
・スピードアップの基本は「マニュアル」から
・モレ、ミスがなくなる最強チェックリスト
・メールストレスゼロ! 2つのコツ
・1週間で1時間の差! ショートカットキー10
・動線管理法で、仕事のスピードを上げる