センディル・ムッライナタンのレビュー一覧

  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    Posted by ブクログ

    時間欠乏の影響は、まったく異なる多くの分野で観察されている。大規模なマーケティング実験で、一部の顧客には有効期限つきのクーポンを送り、ほかの顧客には同じような期限なしのクーポンを送った(8)。すると、期限のないクーポンのほうが使える期間は長かったにもかかわらず、使われる確率は低かった。時間があまりないと思われないと、クーポンは注目を引かず、忘れられることさえありえる。
    締め切りが有効なのは、まさに欠乏をつくり出し、注意を集中させる

    なぜ欠乏がトレードオフ思考を生むのか、その理由が明らかになる。スーツケースが大きければ、人はいいかげんに荷づくりする。隅から隅までぎっしり詰めることはしない。あち

    0
    2016年09月22日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タスク管理の本のようなタイトルだが、内容的には時間に限らず金銭も含めた「欠乏」の対処法。正論ではあるが凡庸な内容。経済的な欠乏が認知能力の欠乏にも繋がるという箇所以外は読む価値がどの程度あるのかやや疑問?

    ・欠乏は心を占拠し、満たされないニーズに心を向ける。空腹の場合は食物だし、多忙の場合はやらなければならないプロジェクトだ。

    ・欠乏にもよいところはあり、注意を他から奪い去ってひきつける。締め切りがあると集中できるのはそういうことなのだが、締め切りがあるふりをして、自分をごまかして一生懸命やるのは難しい。

    ・欠乏状態になると、トンネル効果がおこる。
    例えば、「白いものをできるだけたくさん

    0
    2016年04月28日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    Posted by ブクログ

    私にとっては、難しい本でした。
    時間だけでなく、いろんなことが欠乏してしまう。ではどうするか?私にはよくわかりませんでした。

    0
    2015年11月21日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    Posted by ブクログ

    時間が無いなら本書は読まないほうが良い。
    大半が「なぜ時間がないのか?」という調査研究の類で、タイトルから想起される「どうしたら解決できるか?」という部分はほぼ書かれていない。
    また、「結論」の章に至るまでとりとめなく書いていて、有益な情報はあるものの、整理されていない。序章に書かれている通り、「とにかく時間がなかった」んだろうと思う。

    0
    2015年09月23日
  • いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学

    Posted by ブクログ

    時間の欠乏と貧困は、それを生じる環境、仕組み仕掛けに囚われているから起こる。単純にマインドセットを変えれば済むという話ではない。
    これはの人は、視野狭窄であるトンネリング、次から次の問題には翻弄されるジャグリングに見舞われる。それを回避するには、スラック、つまり「余裕」を持たせることである。
    その「余裕がない」が当人の言い訳であるが、トンネリングの人は置かれた状況を是としているので改善方法に気付かない。深夜までフルに使っても手術をこなせない病院での例では緊急用の手術室を一つ開けるという手法をとったが、関係者は全員反対したという。
    結局のところ、本書は万能薬ではない。しかしながら問題を解くための

    0
    2015年08月01日