田中宇のレビュー一覧

  • タリバン

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    フリー・ジャーナリスト、田中宇氏が「911」の直後に出版した本。なので一応さわり程度には911の話題は出ますが、基本的には当時のアフガニスタンのルポ本です。政治的にどーとかそんなのはとりあえず置いておいてとにかく現地は今どうだ、民衆はこんな話をしていた、とか、地味だけど素朴でストレートに『あの頃のアフガン情勢』を分かりやすく説明してくれています。タイトルと内容がいまいちあっていない気がするので☆4つ。アフガン入門書としては最適だと思います。

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    2011年07月15日
  • イラク

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    田中さんの主張に全面賛成ではないけど納得させられることが多く,他の作品と同様にひいきにしています。テレビより書物の方が田中さんにあってるね。

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    2009年10月04日
  • タリバン

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    「タリバン」というタイトルから何かいつもの様な得体の知れない恐怖や危険を感じてしまうが、内容はアフガニスタンとそれを取り巻く米ソおよびパキスタン間の情勢に関するものだ。ご存知の通り米ソ冷戦時代にはソ連からの干渉を受けたアフガニスタンと、それを防共目的で支援したアメリカ。アメリカはベトナム戦争後の国民感情があるため、容易にアフガニスタンへの派兵ができず、パキスタンを通じてアフガンゲリラを武器の供与などで支援する構図となった。その後は言うまでも無くアフガニスタンに混乱を招き、アメリカ支援を受けた組織の中からビンラディンがいよいよ西欧の脅威となって台頭していく流れだ。この自分自身の敵を育てるアメリカ

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    2023年05月14日
  • タリバン

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    2001年発行なのに、ちょうど歴史が一回りして、アフガニスタンは再びタリバーン支配下に。大国アメリカと隣国パキスタンにいいように利用されてるのだね。
    最近の著者は自分のサイトで「コロナワクチン注射でHIV感染する確率が高まる」などというトンデモ説を書き散らしてるよ。3.0

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    2022年02月15日
  • ハーバードで語られる世界戦略

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    ニーマンフェローシッププログラム、という世界中のジャーナリストに限定した10ヶ月間のハーバード大学留学を経験した妻と、それに同行して、あらゆる国際関係のゼミやセミナーなどを受講した国際ニュース解説者の夫。ふたりがハーバード大学での留学期間を経て、感じたことを、ふたりそれぞれの目線から章ごとに変わるがわる書かれている体験記。

    夫婦二人の視点が異なることが、むしろハーバード大学での授業や生活が思い描きやすくなって、面白かったと思う。特に、読んでいて感じたのは、ハーバードの財産は、そこでの授業だけでなく、そこに集まる世界トップクラス級の人たちなのではないかと思った。その会話や出来事の片鱗から、アメ

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    2021年03月21日
  • タリバン

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    【ノート】
    ・南郷の古本屋で。と思ったら千夜千冊でも。何かちょっと嬉しい。
    ・タリバンってのは「学生」って意味だそうな。何だか冷戦の構造やらその後の経緯を知っていくと切なくなっていく部分がある。今頃になって「虐殺器官」が説得力を持って迫ってくるような感覚がある。

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    2018年10月28日
  • 金融世界大戦 第三次大戦はすでに始まっている

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    覇権とは「武力を使わずに他国に影響力を持つこと」なんだそうな。
    今や、武力よりも、金融財政を使った覇権争いなんだとか。日本が浮上することはなさそうだけど、やっぱり中国なんだろうか。それとも多極化?

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    2016年04月07日
  • イラク

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    9.11テロより10年をきっかけに本棚から引っ張り出して読んでみた。

    2003年、フセイン大統領が大量殺人兵器を隠し持っていることで、米英軍がイラクに侵攻する3ヶ月前、著者はイラクを訪れる。

    そんなイラクの雰囲気は平和そのもの。対イラン戦争、湾岸戦争を経た国民はとって戦争は想定内なのだろう。

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    2011年09月23日
  • ハーバードで語られる世界戦略

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    人種もバックグラウンドも違う人々の集う「知の坩堝」の中で、世界はどう語られ、議論されているのか。
    日本のネットジャーナリストの草分け的存在田中宇と新聞記者の大門小百合がハーバード大学で見たアメリカの「表の顔」と「裏の本音」。
    アメリカは世界をどうしようとしているのか?
    本書を通して見えてくる。

    [ 目次 ]
    ハーバードへ
    アメリカの国家神話とハーバード
    コースショッピング
    知のディズニーランド
    ハーバードの民主主義
    競争する授業
    拍手を受ける授業
    ハイフネーションの国
    コンピューター記者と報道カメラマン
    ハーバードのパワーゲーム
    授業で大統領側近になる
    アメリカの大学と戦争

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    2011年04月07日
  • ハーバードで語られる世界戦略

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    ハーバード大学のケネディースクール体験談。
    スクールの内容と言うよりも、ハーバードが合衆国に果たしている役割などが分析されていて読み応えがあります。
    ただ途中からスクール贔屓的な内容が続いてしまい。飽きが来てしまいました。ご夫婦で書かれているので、それぞれの視点から見れるのは良かったのですが、もう少し変化をつけて欲しかったかも。

    筆者は諦めろと書いてますが、大学と政府の結びつきは日本でももっと強くなって欲しいですが、日本の大学にそのパワーがないのも実情なのかな。

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    2010年12月02日
  • タリバン

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    ・内戦の続くアフガニスタンの紛争に歯止めをかける役割をアメリカ・パキスタンに背負わされ期待を受けていたタリバンが、如何にしてイスラム原理主義を標榜するテロ集団としてアメリカに烙印を押されたのか、9・11事変に至るまでの複雑な前史を示してくれている。

    ・国際情勢についての勉強不足が再認識できたが、それ以上に日本のメディア視点から得られていた断片的で表面的な知識からさらに踏み込んだアフガニスタンの歴史、内情を知れた。その意味合いでは、厳然として起きている事実を脚色無しにルポルタージュしている本書はどちらの立場にも偏重しすぎることなく書かれていてとても読みよいものであった。

    ・グローバリゼー

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    2009年10月04日
  • タリバン

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    上の本と内容は似たような感じだったかな。初めて読むとしたらオサマ・ビンラディンから読んだ方が良いと思う。

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    2009年10月04日
  • イラクとパレスチナ アメリカの戦略

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    主にパレスチナ問題について。かじる程度の知識しかないので、興味深く読む事ができた。いつもの陰謀説やネオコンがどうのこうのはよく出てくる。それで、いつものようにそうなのか、と納得させられたりする。もっと勉強して真意を知りたいものだ。

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    2009年10月04日
  • ハーバードで語られる世界戦略

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    アメリカは世界をどのようにしようとしているのか。知の最前線で世界はどう語られどう議論されているのか。アメリカの「表の顔」と「裏の本音」を探る。

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    2009年10月04日
  • タリバン

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    なんの表紙にどこで買ったのかよく覚えてないが、本の大処分を考えて整理していたら発見(苦笑)。著者田中宇のニュースページは以前時々読んでいたが、最近読んでいない。まぁ個人的にはこいつはすごい、ってほど偉いとは思わないが、国際情勢の知識収集の一環としてチェックする価値はある。本の中身もそんな内容。すごくはないが、一読する価値は十分にあるだろう。無論読み終わったので処分(w

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    2009年10月04日
  • ハーバードで語られる世界戦略

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    夫婦二人がハーバード大を通じて、見たり、感じたことを一冊の本にまとめている。両者が違った視点から捉えているので非常に興味深く読み進めることができた。

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    2009年10月04日
  • イラクとパレスチナ アメリカの戦略

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    2001.9.11以来、この手の本を読むようになり、アメリカの本質に触れるにつけ失望感が増す。
    正義の仮面をかぶった独裁者。民主主義と謳いながら実は帝国主義。
    田中氏が中東で会った若い外交官の意見は興味深い。
    湾岸戦争でフセインの息の根を止めなかったのはイラクを第二の日本にしたくなかったからだという。
    つまりフセインなき後のイラクの建て直しにGHQが入り、もともと教育熱心なイラク国民が立ち直って
    日本のような経済大国になってもらいたくなかったから、フセインを残し経済制裁で国を弱らせ
    知識人が国外に出るようしむけた、というのだ。

    今回の戦争の目的はずばり石油だ。
    もっともらしい理由をつけても結

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    2009年10月04日