笠井信輔のレビュー一覧

  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

    購入済み

    何度も目頭が熱くなった。

    笠井さんの人柄がうかがえる素敵な本でした。
    私も震災当日、仙台空港で働いている父親と連絡が取れず、東京から仙台の実家に車で26時間かけて帰った経験があります。
    その時、仙台に帰るまでの間には車載テレビから、仙台の海岸に200~300体の遺体が打ち上げられている・・とか、津波で大船渡の町が壊滅して水没した・・とか、そんなことを聞いて自分の耳を疑ったことを思い出しました。
    父は仙台空港に避難して幸い無事でしたが、避難が遅れて仙台空港の前まで来た人達が、あとちょっとというところで間に合わず、目の前で流されていくのを目の当たりにしてショックを受け、思い出すと眠れない日々が続いたそうです。
    翌日、まだ津

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    2016年03月04日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    報道関係者の人たちがどんなことを考えて、被災地に入っていたかがわかった本。そこまで理由付けしなければならないのかという思いもあったが、でも「なぜここにいるのか」を問い続ける笠井アナウンサーの姿勢はとても共感が持てました。

    震災後すぐ被災地入りしたこと、お風呂にも入らなかったことなど、とてもよい姿勢だと思いました。また、震災後の生々しい様子もよくわかった。被災者の略奪行為や、避難所の細かな様子(避難所でいちばん生活が厳しそうなのが小学校の体育館という話や、学校のカーテンがなかったと思ったらそれを使って毛布にしていたとか、避難所格差の原因は情報格差など)など、実体験に基づいた話なので、とても話に

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    2012年03月19日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    【56冊目】元々笠井アナウンサーが好きだったのですが、仙台からの帰りに笠井さんが書いた本が店頭に並んでいたので買ってしまいました。

    結局、東京の地下鉄の中で、目に涙をいっぱいに浮かべて読むはめになりました。ぜひ、みなさんに読んでほしい。

    この本の特徴は、徹底して笠井さん目線で書いてあること。いち早く現地入りした笠井さんが被災地で見たこと、聞いたこと、感じたことが書いてあります。

    決してお涙頂戴ものではありません。かなり厳しいことも書いてあります。
    報道の人に対して、「どうして悲惨な現場に出向きながら、あなたたちは傍観者を決め込めるの?!」と思った時期が私にもありました。でも、そうじゃなか

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    2011年11月19日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    フジテレビ笠井アナによる、東日本大震災における所感をまとめた本。自分の取材姿勢を自問自答しながらも、職務を遂行する様子は、変にジャーナリスト然として大所高所から御託を並べられるより余程好感が持てます。
    個人的にはフジテレビの韓流押しには不満がありますが、笠井アナの人柄がしのばれる作品であり、賛否を巻き起こすことを覚悟の上で記録を残してくれたことに敬意を表したいと思います。

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    2011年10月30日
  • 生きる力 引き算の縁と足し算の縁

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    笠井信輔さんの闘癌日記。
    悪性リンパ腫になってしまった彼の闘癌日記から寛解するまでの日記形式の書籍。
    妻の友達でもある笠井さんの闘癌日記は僕も色々参考になり、またとっても勇気付けられた。
    記憶に残る大切な一冊になっている。
    僕自身の肺がん闘病にシンクロして何度も読み返した。
    僕のがん治療とがんと闘うためのバイブルだ。

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    2022年11月08日
  • 生きる力 引き算の縁と足し算の縁

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    足し算の縁という考え方がとても素敵だと思いました。闘病生活をどう乗り切ったかをSNSや写真などを織り交ぜて語られていました。長期入院の心得など笠井さんらしい前向きな考え方は、参考になる部分が多かったです。特にご家族の支え、温かさなどはぐっとくるものがありました。2人に1人ががんになる時代です。色んな方の参考になると思います。

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    2021年03月18日
  • 生きる力 引き算の縁と足し算の縁

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    笠井さんって、本当にエネルギッシュな方ですね。もし自分なら考えが後ろ向きにしか行かないと思いますが。その辺をそうでない私のような人にも語ってくれる部分があればよかったです。それにしても、読んでる最中に何度も目頭が熱くなりました。お医者さん、看護師さん、SNSの仲間優しいですね。SNSの負の面も触れてあり納得しました。そして何といっても持つべきは、賢い妻と家族ですね。それから「生命保険」、自分のも確認せねば。。。

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    2021年03月05日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    被災地取材の厳しさ、倫理的ジレンマが生々しく、でも、笠井アナの語り口は親しみやすく読むことができた。
    同じ東北でも、人的被害が少ない地域では、東日本大震災の持つ意味合いは全く違うものになることを実感している今日この頃。私は内陸部に住み、津波も原発事故もリアルに体験してはいないが、あの時のこと、その後出会った被災者らの話は忘れない。今も、生活再建に、精神的に、困難を抱えている人がいる。忘れない。

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    2018年08月13日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    営業していない真っ暗な店内から泥だらけの食料を笑顔で“運び出す”自分たち。異常な行為だと分かっていても、飢えていたからみんな何も躊躇っていなかった。あの日の店内の光景はたぶん一生忘れない。

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    2012年05月17日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    先日、自分の目で見る決心がやっと固まり、石巻へ行ってきた。
    桜満開の日和山の下には、鳥の声しか聞こえない静寂につつまれた時間の止まった街があった。言葉には出来ない感覚だった。
    その帰り、偶然、仙台駅の本屋でこの本を見つけた。報道をする人がどんな感覚で、あの街をみたのか?が知りたくなり、読んでみた。

    震災当時、テレビで繰り広げられるリポートを見て、何が起こっているのか?を世間に知らせることは大事。情報は途切れてはいけない物。だとは思いながらも、「そこまでやるのか?」「行くのに食料ぐらいは当然積んでいるよな?」と、やや非難の目で見ていた。
    その後、偶然、震災当時のマスコミの方の葛藤がわかるドキュ

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    2012年05月05日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    [2012.その6]フジテレビの笠井信輔アナの東日本大震災の被災地取材での苦悩が綴られている。
    就活でも何度も聞かれた質問「被災地にいってリポートするとすれば、何をどんな風にリポートしますか?」、「被災地の取材で大切にしなければならないことはなんですか?」正直そんなこと分からなかった。この本をよんで笠井アナもこの問いに苦しんでいたのがよくわかったし、被災地取材に関わらず、取材し視聴者に伝えるということについてもっともっと考えないといけないと感じた。

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    2012年01月27日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    この本を読んで良かった、知ることができて良かったな、と思う。

    震災の時、テレビでマスコミの人たちを見ては「後ろに瓦礫を片付けている人がいるんだから手伝えばいいのに」と簡単に思っていたけれど、何も知らなかったんだなあと思い知らされた。
    笠井アナが自分の行動を決して正当化していないのも、人柄だなと思う。

    印税は全額寄付されるし、多くの人にぜひ一冊買って読んで欲しい。

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    2012年01月19日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    フジテレビ・笠井アナウンサーの東日本大震災 体感記。
    朝の「とくダネ」で見た内容がほとんどでしたが
    改めて文字になったものを読み返すと
    その場面がまざまざと蘇ってきて
    辛い部分もありました。
    震災から10カ月経ち ともすれば忘れがちになる今
    この本を読んで よかったです。

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    2012年01月15日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    現地での体験は、やはり体験した人でしか語ることは、できないが、少しでも当時の感情や状況がイメージできた。テレビマンとして、本にできなかった内容も数多くあったり、さまさまな制約があると思うが、本にしたのはすばらしいと思う。

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    2011年11月12日
  • 生きる力 引き算の縁と足し算の縁

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    とくダネの前からずっと観ていた笠井さん

    いつも全力で、少し格好悪くて悪気がなくて小倉さんとのやりとりも面白く東日本の震災の時も辛い取材に出かけていました

    みんなこんなに話のわかるお医者さんだといいのだけれど

    一番見せたくないところを全部見せるなんて、イライラもするだろうしキツかっただろう

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    2022年05月16日
  • 僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た

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    朝の情報番組でお馴染みのアナウンサーの本。
    評価は、どうしても同じ立場に立って考えてしまうため、
    自分に厳しく辛口評価に、星みっつで。
    報道側としての立場、できることできないこと、話せること話せないこと。
    読まないと分からないことはたくさんあると、改めて思った1冊。

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    2012年01月06日