周地者のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(1と2を読んだ感想)
現在、世界で起きている出来事は過去の世界史の出来事を踏まえているんだよ、というのを懇切丁寧に書いてある本。全般的に読み応えがあるし、納得感も多い。特に宗教が世界史に与えている影響が非常に大きいんだな、というのが深く理解出来たのが収穫。
文章的にも平易で読みやすくてオススメなんだけど、諸手を挙げてオススメできないのが、対中国に対する記載の部分。中国に対してのみ過去の文化をひもといて丁寧に説明してないため、「何でそういう風に判断できるの?」て思って首をかしげてしまう事が多い。例えば、中国経済は実は崩壊寸前とか書いてあるけど、論拠が足りないので説得力が無い。なので、すべての箇所を鵜呑みにしちゃダメだけど、総じてこの本を読むと現在の世界の流れがつかめるので読んで損なしだとは思います。まぁ、何にせよまったく偏ってないメディアなんて無いからね。 -
Posted by ブクログ
ユダヤ教→親子の縁より神への忠誠心が大事な神至上主義。神の掟「律法」を守らないと救われない。神に選ばれた民であるという信念だけで成り立つ。
やべー、気持ち全く理解できんわ笑
キリスト教→ユダヤ教から分離。イエスキリスト「律法とかよくね?信じる心があれば救われるさ」ユダヤ教が反発、反逆罪で磔の刑も生き返り勢力絶大に。
弟子から神と祭り上げられたイエス、ユダヤ教からすれば裏切り者であり、人間が神を騙るのは許せない。
ローマへの反逆を煽り立てる危険人物としてイエスを告発したのに、その後ユダヤ自身がローマ帝国に反乱起こすとか矛盾してるなぁ(^◇^;)
ユダヤ教 旧約聖書 モーセ
キリスト教 新約聖書 イエス
イスラム教 コーラン 最後の預言者ムハンマド
最後の啓示であるコーランをなぜ聞かない?
近いからこそ憎み合う。
ユダヤ教とイスラム教→人間ごときが神を絵や彫刻にできない=偶像禁止
キリスト教→めっちゃ描いてる
イスラム過激派に襲撃されたシャルリエブドは預言者ムハンマドの風刺画を掲載してたのね。なるほど、なるほど。風刺どころか絵にすること自体がタブーなら触れたらあかんわ。
ペテロ→イエスの一番弟子
「私はペテロ(岩)の上に教会を建てよう」
→キリスト教が認められた時、処刑されたペテロの墓の上に教会を建てる=バチカンのサンピエトロ大聖堂(ローマカトリック教会の総本山)
サンピエトロ大聖堂を守ってきたのがローマ教皇
「自分たちはペテロの後継者でありイエスの代理人」「ローマ教皇こそがキリスト教の最高指導者」
カトリックとは普遍的、ユニバーサル、世界共通という意味
政教分離→西ヨーロッパ文明、日本
「日本は天皇がいるから社会の安定を保てる」
→マッカーサー「GHQは天皇から権力を委任されて統治する」
政教一致→東ローマ帝国(実質のギリシャ、ビザンツ帝国。東方正教会)、ロシア、中国
皇帝に対する反抗は神への反逆罪となり一切逆らえない。独裁
中国の皇帝が道を誤った場合天命が離れる。別の有徳者に天命が下って暴君を倒す=易姓革命
ギリシャは思ってた以上にやばかった笑
カトリック→勤労と蓄財は罪
イタリア、アイルランド、スペイン、ポルトガル
カトリックを否定→ドイツのルターとスイスのカルヴァン=宗教改革→プロテスタント(新教徒)→勤勉
ドイツ、イギリス
カトリックやプロテスタント→罪の意識が強い=原罪
→寄付・勤勉
正教会→原罪意識が希薄
ギリシャ、ロシア
ムスリム同胞団→イスラム原理主義政党
イスラム原理主義政党↔︎社会主義独裁政権
IS→ムスリム同胞団の一部が過激派に。さらに一部はアフガニスタンでアルカイダと合流。
政権を勝ち取ったムスリム同胞団「エジプトは西欧化をやめイスラム法を導入する」→親欧米派の軍部がクーデター→選出された大統領を逮捕し、同胞団を非合法化→独裁政権に逆戻り
シーア派→党派 10% ムハンマドの血統重視 ホメイニ師の肖像あらゆる所に。 7世紀に決められた経典を変えてはいけない
スンナ→コーランに次ぐ経典の名称
スンナ派→スンナを重視する者=スンニ 90% 経典重視 偶像崇拝禁止 時代に合わせて解釈を変えていく世俗主義が多い
原理主義 ファンダメンタリズム
元々はキリスト教の過激派を指す言葉
イスラム教ではアッラーの言葉を人々に伝える以前の世界を人類が愚かで誤った時代と考え、黒歴史として破壊したがる。
サウジアラビア→サウード家のアラビア
ワッハーブ派ではあるものの贅沢な暮らしにおぼれ、アメリカとべっとり癒着関係に
憲法も国会も選挙もない。重要ポストはすべてサウード家の人間で占められる。国民に富を分配してるから成り立ってる
イラク→第一次世界大戦でフランスとイギリスが密約でかわしていた定規で引いた線によってできた人工国家
湾岸戦争、イラク戦争を経てフセイン政権倒壊、シーア派中心親米政権へ。
サダムフセイン大統領(イラク)→少数派のスンナ派であり世俗主義を貫く。「スンナ派もシーア派もクルドも関係ない。みんなイラク人だ」と教育。宗教や民族差別を撤廃。富もある程度分配。
アラウィ派→シーア派寄りだがキリスト教要素も入ってる
クルド人→国を持たない世界最大の少数民族。3000万人。男女同権
ヤジディ教→クルド独特の宗教
トルコ→イスラムとEUの間で揺れてる。今後はイスラム寄りに?1番の敵は何度も侵略して来たロシア。
アメリカ、クルド、イラン
vs.
ロシア、シリア、イスラエル、サウジ、トルコ
IMF 国際通貨基金
財政危機で外貨が不足した国へ米ドル緊急融資
世界銀行 IBRD
戦災復興と発展途上国の援助
中国莫大な宣伝費をかけてアメリカでも日本のネガティブキャンペーン
オーストラリア
親米派の自由党、親中派の労働党
中国系移民多い
李克強「私は我が国の政府が発表する数字は一切信用していない。私が信用しているのは、電力消費、鉄道貨物量、銀行融資額の3つです」
現在の中国は唐の末期に似ている。 -
Posted by ブクログ
世界の流れが、非常に分かり易く記述されている。多少作者の見解が盛り込まれているようだが。
なぜISが出現したのか、なぜ中東で争いが絶えないのか、中国と日本の関係が悪化しているのか。
先日、中国のあるスポーツ選手が日本のホテルに宿泊して、愛国心で蛇口を開けて水を出しっぱなした事をブログかなんかにアップしたことに対して、ある作家が「行為に対して否定はしないが、愛国心からならばOECDの円借款で作られた相当な数にのぼる中国国内の施設も壊すか、使用しないようにしないと愛国心に矛盾する」と書いていた。
そもそも中国人は「井戸を掘った人の恩を忘れない」のではないのか。
でもあれもこれも江沢民以来の反日教育によるものだと言われている。この本に書かれているように、為政者への反発を逸らすために都合がわるくなると、反日を持ち出しては攻撃する。やはり中国は大国としてリスペクトされる国には成り得ない。 -
Posted by ブクログ
今知っておきたい世界情勢に関し、質問形式で内容を解説している。
現状の問題の解説に絡めて、その原因やバックグラウンドについても書かれており、普段のニュースについていけない人でもすんなり読める(世界地図は頭に入れておいたほうがいいかもしれない)
本書によると、世界中で起こる紛争の多くは宗教的価値観・文明の違いによるものである。宗教の教えが与えるお国柄への影響は大きく、宗派による考え方の違いは、紛争をけしかけるきっかけにもなってしまう。昨今のテロやかつての戦争は、実に根深い問題ということを知らされる。
争い後の各国の振る舞い方を考えていく上でも、こういった教養は身につけておくべきと感じる。「歴史は繰り返す」とはよく言うが、誤った判断を下さないためにも、正しい判断材料を常に仕入れるのが大人としてのたしなみなのかもしれない…。
とにかく今何が起きているかの「事実」しかわからない!といった人にはうってつけの本。 -
Posted by ブクログ
著者は駿台予備校講師だけあって、読みやすくわかりやすい。イスラム教のスンニ派とシーア派の違いもなるほどと思ったし、ユダヤ人が想像以上に世界に大きな力を及ぼしていることも「そうなのか!」。民族や宗教問題は日本人にとって馴染がなく複雑なので、こういうわかりやすい解説は国際ニュースを理解するうえで参考になる。
ただ、著者の政治的思想が色濃く出る場面がたびたびあり、予備校でもこんな風に講義しているのかなと想像すると、生徒に及ぼす影響みたいなものが、老婆心ながらちょっと気になった。それこそ生徒が講師の思想を丸ごと受け止めるのではなく、講義を参考に自分の考えを「主体的」にまとめていくことを願います。