太田龍樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前読のサンデル教授の授業に触発されてか、『ディベート』をちょっと掘ってみようと思い、本書にめぐり逢いました。
『ディベート』っていう言葉の印象って、人を論破するための、なんだかちょっと理屈っぽいイヤな奴が得意とする分野って感じでしたが、この本はそのイメージをかなり変えてくれることになりました。
『論破するのは自己満足にすぎない』と冒頭で語った後で、
ディベートとは論理力を磨くことだと定義をして、
・ロゴス=論理で分かりやすく情報を整理し、
・パトス=感情、感動、情熱に訴えかけ、
・エトス=信頼・安心される人柄で、相手の心に届くようにする
と、かなりプレゼンテーションのノウハウに近 -
Posted by ブクログ
ディベート日本王者が、論理的な説得のためのメカニズムを語った本。
ディベート世界王者の割に概念的な話が多く、事例も「たくさん盛り込む」と言った割には多くなく、つかみどころのない本だった。
一方、アイデアは地道なインプットが作るという姿勢や、インプットの実践論などには説得力があり、この点は大いに参考になった。
【最も印象に残ったフレーズ】
・最適解を導く専門知識や背景がない場合、アイデアが浮かばないのは当然のこと。言葉や知識がなければ、考えやアイデアを整理するのは到底不可能。インプットなくしてアウトプットなし
→アイデアや発想を「センス」や「特殊技能」と捉えて神格化するのはやめて、地道に様々 -
Posted by ブクログ
実際に役に立ちそうな具体的なことから哲学的なことまで、1つ1つの内容は短いが盛りだくさんの内容でした。3ヶ月、半年に1回くらい読み直すとマインドリセットに良さそうです。
特に下記はトイレに貼っておこうかなと思ったくらい肝に銘じたい25箇条でした。
宝塚歌劇団の“とある場所”に貼り出されているそうです。
『ブスの25箇条』
1.笑顔がない
2.お礼を言わない
3.おいしいと言わない
4.目が輝いていない
5.精気がない
6.いつも口がへの字の形をしている
7.自信がない
8.希望や信念がない
9.自分がブスであることを知らない
10.声が小さくてイジけている
11.自分が最も正しいと信じ込ん