松下泰雄のレビュー一覧

  • 曲線の秘密 自然に潜む数学の真理

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    惑星運動から振り子の等時性、フェルマーの定理へと、考え方の変遷が物語のように読める本ですね。自然に対してきれいな形を求めてしまうのですが、やはりそう単純なものではないと気付かされます。

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    2016年09月06日
  • 曲線の秘密 自然に潜む数学の真理

    Posted by ブクログ

    2次曲線の話から始まり、惑星軌道・振り子の等時性と進んでいき、単位円上の有理点の存在の話から楕円曲線とフェルマーの最終定理へと導かれていく、美しい流れの本。
    惑星軌道の周転円の話が秀逸。今まで読んだ本の中で最も丁寧に書かれていた。
    ただ個人的には2次曲線の性質を詳しく書いた本かと勘違いしており、それらの内容にあまり触れてくれてなかったので、星を一つ減らしました(本のせいではないのですか)。

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    2016年06月17日
  • 曲線の秘密 自然に潜む数学の真理

    Posted by ブクログ

     「数学や物理学において現れる、すなわち数理の目で見る曲線について」(p.3)、「天文、等時性を持つ時計作り、曲線の周長問題、それに代数学におけるフェルマーの最終定理など」(p.5)を話題に解説したもの。「円から楕円へ」をキーワードにして、数学や物理学の歴史を辿っていくようなストーリー性があるのが面白い。
     著者の、数学の面白さを伝えようとする姿勢がひしひしと伝わってきて、いろんな有名な学者の思考過程を解き明かしてくれている。「プトレマイオスの宇宙像を描いた有名な絵」(p.55)や、「フィレンツェのベッキオ宮殿で時を刻むガリレオの設計による単針時計」(p.134)の写真、「ディオファントスの『

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    2016年05月03日