秋元良平のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ盲導犬についての知見が得られた。
・盲導犬には何度も別れがある。(生ませの親、育ての親(パピーウォーカー)、しつけの親)
→悲しい。
・五つ子で生まれたクイールは人間の手で育てられた。
→子どもの時に家で飼っていた犬も五つ子を生んだが、一匹も生き残らなかった。犬任せにしていたからなのか。
・盲導犬は、ただ道を教えてくれるだけではなく、気持ちを明るくしてくれる友達
・排便は自分でコントロール。外出中におしっこがしたくなってもがまん。
・方言や男女の言葉の違いのない英語で指示。
・盲導犬では血統が重視されている。両親も盲導犬。
・「おいで」と呼ばれてすぐに来る犬は盲導犬には適していな -
-
-
Posted by ブクログ
学生時代に新装版ではない方をたまたま手に取り、そこからずーっと、私の大切な1冊です。
現代では盲導犬が、どんな役割を果たしてくれているのかわかる人が多いと思いますが、当時学生だった私にとって、目が見えない方をエスコートする犬というくらいの認識しか持てていませんでした。
ですがこの本に出会ってから、盲導犬はいろいろな方のパートナー、なくてはならない存在、心の拠り所でもあるんだと気付かされました。
タイトルのとおり、クイールの生まれてからなくなるまで、ターニングポイントを重点的に書かれていますがどのポイントでも感動します。犬と人間の間にもしっかり絆ができるんですよね。素敵なお話です。、 -
-
Posted by ブクログ
盲導犬は、視覚障害の方をサポートする犬。これまで、何度か実際に見かけたことはあるが、その実情は全く知らなかった。
盲導犬はゴールデン、または、ラブラドール・レトリーバーの盲導犬血統を持った子犬を訓練する。生後数ヶ月になった頃、本格的な盲導犬としての訓練が開始される前に、「パピーウォーカー」と呼ばれる家庭に預けられる。人間が信頼するに足る存在であることを理解してもらうためだ。
「パピーウォーカー」の家庭で何ヶ月かを過ごした盲導犬候補の犬は、本格的な訓練を開始する。訓練期間は、本書の主人公、クイールの場合、1.5年程度。その後、実際にサポートする相手との訓練を数週間積んだ上で、実際の盲導犬として活 -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ私は犬を飼ったことがない。
飼ったことがあるといえば出店の金魚くらいだが
それもすぐに病気になって死んでしまうため、
長く一緒に過ごし自分に懐いてくれた動物が
目の前で死んでしまう、という経験をしたことがない。
ペットロス、という言葉があるけれど
多分想像している以上に辛いものがあると思う。
小さい頃ならまだしも、いい歳してから
喪失感を味わいたくなくて、今後もペットは飼えないと感じた。
本当に犬に対して無知なので
ジョナサンからクイールに改名した時や
次々と住処が変わることに対して
精神的な面は大丈夫だろうか、と何だかハラハラした。
しかし犬は人間が思うよりずっとずっと賢い生き物なのだ。