我美蘭のレビュー一覧
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ネタバレチーム『鳳』スピンオフ作品。
今回はファルマの底知れないところが見えた感じ。『鳳』の護衛対象であるトリシャがもう最初っから気に食わない小娘で、こいつなんなんだと思っていたが、さすがファルマ姐さん。ちゃんと見抜いていたわけね。確かにトリシャが父親殺そうと計画するのもしょうがないわな。学校では虐められ、家でもとんでもないことをされ、トリシャの安心できる場所は全くなかったことを思うと、やっぱりかわいそうではある。
それにしても『白蜘蛛』強くないか?生き延びる能力が高過ぎる。銃弾を躱すとかもう人間業じゃないよ。
『鳳』が全員でかかっても仕留められないなんて相当だ。全然好きになれないキャラクターではあるが、凄さは認める。
なんだか『白蜘蛛』のインパクトが強すぎて、『鳳』のメンバーの活躍の印象が薄い。特に隠密行動のランは、一瞬にして見破られちゃってて、意味なかった(笑)
ヴィンドは目立っていたが、私は何でもできてしまう彼のことがそこまで好きじゃないんだよね。かといって何をやってもヘッポコなアーディも好きではない。彼女は彼女で良いところはあるんだけど。
次はビックスあたりに焦点が当てられるといいな(次作あるかは不明)。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『鳳』メンバーが活躍するスピンオフ作品。今はもう亡き彼らの話が読めて楽しかった。
しかも、なんだかヴィンドが探偵らしきことをやっている。いつもとちょっと毛色が違う?と思いながら読み始めた。まあ彼は決して探偵ではないと否定しているが。
数々の事件に巻き込まれながらも、重要人物である暗殺者メメントに着実に近寄っていくヴィンドたち。
本編では『鳳』はエリートたちが集まったチームで、落ちこぼれの集まった『灯』と比較すると凄いやつらの集まり…という感じなのだが、本作ではそれなりに危ない目にも遭っているし、本当に優秀なのか?とまではいかないものの危なっかしい面もある。そこが読んでいて楽しいのだが。
しかし、ヴィンドの瞬時に物事を把握する能力が高く、やっぱ優秀なんだなと思い知らされる。
「仮」メメント殺害事件は有名な作品のオマージュだったが、鈍い私はもちろん気がつかないまま、ヴィンドの真相解明に到った。その後のスパイ同士の殺し合いがこのシリーズっぽい。
今作に出てきた難敵ロスヴィータとヴィンドの、相手の行動の一歩先を読む力のぶつかり合い、ワクワクしたな。ロスヴィータの冷酷ぶりもなかなか悪くない。
ところで、アーディって本編には出てこなかったような…。記憶力がなさすぎて分からないが、彼女はこの後『鳳』から去っていくのだろうか。 -
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『戦鬼と戦姫の聖災戦争』
鬼と鬼討ち。互いに交わる事が許されぬ関係の二人が惹かれ合う、異色のラブコメファンタジー風ミステリー。
面白かったです。
タイトルはバトルモノですが、中身は実質、凝った設定の下に展開されるミステリーに、ラブコメ要素を付加した作品の印象です。
犯人や犯行方法はともかく、動機の観点が、本作の設定とうまく融合しており、独特の味が出ている印象です。
とはいえ、ラブコメ作品と思ってのんびりと読むことも出来る作品で、読んでいて楽しい作品でした。
童貴と朱璃の関係性がどうなるのか?陰椿の正体は誰か?など、今後の展開も楽しみです。 -
Posted by ブクログ
1巻目では難事件をミステリに登場する探偵ではなくスパイとして幾つも処理してみせたヴィンドはいわば合理性を突き詰めた人物と言えるのか。事件を悠長に推理して解決するような無様は見せず、一瞬の状況理解により事態をスパイとしてどう解決すべきかを導き出している
その在り方は彼の優秀さをこれでもかと示し、同時に彼に追い付こうとするチームメンバーの非凡さ、皆からお荷物扱いされるアーディの特殊性を示してくれた
続く2巻は『蛇』との戦いが始まっていく物語となるようで
本編においては結構前に壊滅した『蛇』だけど、そこまでは何度も『灯』に辛酸を嘗めさせたし、そもそも『鳳』壊滅の原因と成ったスパイチーム。ヴィンドであろうと遭遇すれば容易に対処できない…というのは納得できるとして、この巻では別要因もヴィンドを苦しめる事となったね
どのような難事件も合理的に考えて真実に到れるヴィンドだからこそ苦戦してしまう非合理の世界。流石にこの事態は既にミステリの次元を逸脱しているように思えたけれど、それこそがヴィンドに必要な試練と成ったのだと判るね
事件の依頼人が犯人だった、これだけならミステリでも珍しくないお題なのだけど、1章において問題と成ったのはむしろ動機の部分であり事件対処の部分であり
トリシャが犯人である点をヴィンドは合理的な推理によりあっさりと看破した。そんな彼でも見抜けないのはトリシャの扱い方。彼女の内心なんて彼には全く判らない。そして判らなくても事件解決は出来てしまうから決定的にヴィンドは間違える
そうした点が今巻では試練として彼に襲い掛かるね
ヴィンドの不足に最も気付くのがファルマというのは少し面白い構図。彼女はヴィンドのような鋭敏さは無いけれど、超直感のような感覚によって見えない感情を見通したりする
そんな彼女だけがトリシャの内心の一部を見通し、見通せなかったヴィンドに必要な助言を授けられるというのは面白い。彼女はヴィンドに無い能力を持っている
…のだけど、それですぐにヴィンドの足りない点を指摘せず悩ませるのは良いと見るべきか悪いと見るべきか
まあ、実際としてはそうした部分にも非合理性を見出すのが正解なのかも知れないが
2章で起きた事件なんて非合理の塊だからね。ヴィンドが事件現場に接していたら、1巻の時のようにあっさりと真相を見抜いたかも知れない
けど、無能のアーディを操る形で、しかも推理を行いながら事件解決をしなければならないなんて非合理の極み
でも、この事件だって最終的には合理的な答えが存在していた
3章と4章はヴィンドの合理性では太刀打ち出来ない事件と成ったね
というか、3章の真相は確かに有り得ない要素を除外していって最後に残った要素を真相とするならば、確かにアレを事件の真相と呼ぶしかない。あの真相をミステリの答えや推論として提示されたらブチギレそうになるだけで
しかし、そういった非合理の世界に足を踏み込まねば真相には到れなかったし、その先で『白蜘蛛』を追い詰める事だって出来やしなかった
その意味では『白蜘蛛』を倒す為にヴィンドは己の限界を一つ突破したと言える
ただ、逆に言えば一つしか突破出来なかったから以前に放置していた非合理が彼に襲い掛かると…
『鳳』が壊滅しかねない窮地。そこでようやく自分が壁を越えるのではなく、壁を越えられる者に任せる手段が採れたのはそれはそれで壁を越えたと言えそうだし、『鳳』というスパイチームの強度が一段階上がった瞬間と言えそうだ
…そうした先で明かされたファルマの意外な顔には結構驚かされたけども。相手の秘めたる感情を詳らかにする彼女は秘めた感情を操る術にも長けていたわけか……。いや、恐ろしい女性ですよ
結局『鳳』は『白蜘蛛』を逃がしてしまった。それが後にどのような影響を生ずるかは本編を知っていれば判るわけだけど、それは一旦忘れてチームとして纏まり始めた『鳳』のこの先の物語をもう少しだけ見ていた異気持ちに成りましたよ -
購入済み
設定がいい加減過ぎない?
王様にすんなり会え過ぎ。
婚約者認定もすんなり行き過ぎ。
人はいいにしても、犯罪組織と繋がってるのに、問題にならないのは流石におかし過ぎ。でしょ?