大塚信一のレビュー一覧

  • 宇沢弘文のメッセージ

    Posted by ブクログ

    世界的な計量経済学者でありながらもベトナム戦争や公害問題などの現実にかかわろうと苦闘した学者の紹介。筆者は宇沢さんと長年にわたってコンビをくんだ編集者。
    とくに自動車の経済学のところは印象深かった。
    自動車の普及によって人はおおくの便益をえる。しかしながら自動車によるGDP成長だけでなく、交通渋滞や自動車の道路建設のコスト、環境破壊コストなど負の経済も計量して便益を計算すべしというのが宇沢の主張と理解した。
    ものごとには必ずプラスとマイナス、光と影がある。それを言葉だけでなく計量的にとらえようとする姿勢はいまも必要である。

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    2017年03月05日