西塔鼎のレビュー一覧

死にたがりの聖女に幸せな終末を。

西塔鼎 / Enji

聖女と呼ばれる人工生命体と、そんな彼女たちを記録する第三者『調律官』とのお話。
最初こそ日常的な描写が多く、ほのぼのしていたが、途中から作風がガラリと変わって胸が締め付けられる。その流れがまたいい。
これから少女たちはどんな道を辿るのか、そんな気分にさせる物語。

いつかここにいた貴方のために／ずっとそこにいる貴方のために

西塔鼎 / Enji

綺麗な物語。
聖女として造られた彼女と、そんな彼女と巡り会ってしまった兵士の少年。交わることのなかっただろう、でも出会ってしまった少年少女の物語。
暴走し、その果てに死んでしまう運命を負った少女を助けようと少年が奔走するけれど、やはり最後は運命に抗えず……という感じ。
でも涙なしでは見られない。日常と非日常のバランスがいい。あと少女の負った聖女、そして聖痕という設定も酷く心を苦しめられていい。

エレメンタル・カウンセラー -ひよっこ星守りと精霊科医-

西塔鼎 / 風花風花

ほどよくまとまって１冊。
異世界物であるが、転位してきたのがチート能力が
無い冴えない中年おじさんであるところが面白い。でもおじさん、白衣を着ているという所から想像つくように医者です、しかも精神科。で『星守り』のナニカの『精霊病』になった精霊を鎮めるという役目にちょっかいを出して現代医学の知識でもって『精霊病』を診断する所、やけに専門用語を使って描写するのが面白い。ラノベで"DSM-5"の文字を目にするとは！
この中年おじさんのオトギ氏に対するナニカの表面嫌悪感丸出しで内心尊敬の態度が良いね。医師と看護師みたい。
おっとり柔らか系の腹黒教区長アルエお姉さん可愛い。この世界のまだ明かされていない所気になる。最後の少女とても良い。おじさんの行く末心配、仕事大丈夫？
まだふたり？と旅したい作品でした。

先輩、わたしと勝負しましょう。ときめいたら負けです！ イヤし系幼女後輩VS武人系先輩

西塔鼎 / さとうぽて

[nanjyo]

本当は4.8ポイントくらいかな

まぁ、ベタベタな王道的ラブコメかと。
最期も予想通りの結果。
途中で解ってしまった分だけマイナスポイントかと。
内容がスムーズだっただけに、設定は思いの外気にならなかった。
読者視点を十分に理解しているだけ非常に読み易かった。
単巻ではなくても良かったかも。

死にたがりの聖女に幸せな終末を。

西塔鼎 / Enji

戦争によって簡単に命を左右される少女達の懸命に生きる強さを感じました。
内容は悲しい話なのですが、その中でも幸せを見つけ出して希望を持って生きていました。
切なさも感じるが、心が満たされる話です。

死にたがりの聖女に幸せな終末を。

西塔鼎 / Enji

[nanjyo]

意味不明

作品としては完成している。
しかしながら、物語の方向性を失ったかの様に迷走しいる。
読み終えても理解不能。
一般向けの作品ではないね。

ウォーロック・プリンセス 戦争殺しの姫君と六人の家臣たち

西塔鼎 / 九

他になかなか見ない斬新な世界設定が印象的だった。キャラクターもデザインを含め特徴がよく出ている。その分ストーリーにもう少し工夫が欲しかったかなあ。