森下克也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「軽症うつ」になった人はどんな考え方をしているのか、「軽症うつ」になったらどのような身体症状が出てくるのか、「軽症うつ」を治すためにはどのくらいの期間をかけて、どのような生活をすれば良いのかといったことが書かれている。
最近言われる「うつ」の中でも、「新型うつ」とは全然別の、いわゆる従来型の生真面目で完璧主義でネガティブ思考をする人のかかるタイプの「うつ」について述べられている。今月の残業時間が82時間になって(でも土曜のタダ働き出勤もしたし、毎朝始業開始の1時間前から仕事をしていることを考えれば100時間くらい超えているんじゃないかと思ってしまう)、どうにもしんどく、仕事も自転車操業状態なので、いい加減「軽症うつ」になってしまうんじゃないかと思って、転ばぬ先のつえで読んだ本。
なるほどと思ったのは、「落ち込むことの楽ちんさ」、「落ち込むことの心地よさ」(pp.104-11)という部分。これは、あるかもしれないと思った。あとは落ち込むことで周りの同情を買うとか。また、ふだん子どもを相手に仕事をしているが、「疾病利得」という言葉を初めて知った。そんな言葉がちゃんとあるんだ。
「血」とか「気」とかいう話が出てくるのは意外で、実は著者は東洋医学(漢方)が専門だということが分かった。個人的にはこういう話はとっつきにくい。さらに長期間をかけるというのもなかなか受け入れ難く、こうならないための予防的な話をもっと聞きたかったなあと思う。考え方を改めよという話が結構出てくるが、ポジティブ思考をするのはやっぱり難しい。かと言って上から目線の本でもないので、悪い本ではないのだが、全体的には物足りない印象だった。(13/04/28) -
Posted by ブクログ
「軽症うつ」とは、仕事や生活環境、人間関係の問題でうつ状態になったものと定義しています。
抗うつ剤だけではよくならないので、薬に頼らないで外部要因の調整や個人のストレス対処能力の強化が治療につながるということです。
実際の治療については
1. 身体から入るセルフコントロール。
2. 思考回路を修正する。
3. 自宅安静の仕方。
後半の治療は、ほとんど普通のうつ病の対応と変わりません。
身体疾患が3週間入院すれば重症というのに、自宅とはいえ3カ月療養しても軽症と言えるのか疑問ですが、軽症と言うことで「うつ」になった方の気持ちを軽くする意味があるのかもしれませんね。
通常のうつ病の治療では、抗うつ剤を適宜服用していただきながら森下先生のアドバイスのようなアプローチを行うと思います。