伊藤久子のレビュー一覧

  • ペリー艦隊日本遠征記 上

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    日本の歴史を知らなすぎる自分に反省する。ペリーの黒船は突然来たわけではない。モリソン号からの流れがあり、必然的に来航した。当時、イギリス、オランダ、ロシア、中国の状況をきちんと分析できていれば、もっと適切に外交交渉ができていたと思う。そして、第二次世界大戦に巻き込まれることもなかったと思う。ペリーは、希望峰周りで来航していたことにも驚いた。

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    2024年10月03日
  • ペリー艦隊日本遠征記 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても貴重な史料であると思う。
    丁寧に細密に書かれている。

    日本人としては、どうしても上から目線にいらっとすることもあるし
    横暴であるなと感じるペリー提督の行為ではある。
    また、飽く迄アメリカ側の目線であり、真偽不明のところがある。

    スパイ政府と日本が呼ばれているのが意外に感じるし
    オランダ人が自分たちの利益の為にイギリス人を悪く言うなど
    当時の世界情勢、各国の力関係なども理解できる。

    フェートン号事件のくだりを読んでいて、
    当時の役人の国防に対する目線、
    失敗したら達しが来る前に自決をしてしまう責任感、判断力に
    思わず現代の日本の政治家や国民と比較してしまい、溜息がでる。
    決意の上で仕事につくということが、普通ではない現代だ。

    祖国がなくなっても日本の出島で翻っていたオランダ国旗。
    小さなオランダ。不思議な因果。
    そんな偶然のような必然で、歴史が形作られている。

    繰り返し出てくるのは、日本人に対する
    勇敢、誇り高い、寛容、気高い、勤勉、器用といった言葉たち。

    教科書ではたった数行、武力に屈したとかペリーのお蔭といった書き方もあるが
    この遠征記から感じ取れるのはそんなことではない。
    実際ペリーから大統領の親書を受け取る際にも
    押し負けてばかりではなかった日本人のしたたかさを感じる。

    日本人としての誇りを思い出せ。
    改めてそう思わずにはいられない事実である。

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    2013年01月26日