小泉英明のレビュー一覧

  • 脳の科学史 フロイトから脳地図、MRIへ

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    脳の科学の歴史から最新研究までよくわかる一冊。人間の進化の過程でどう猿と分岐してきたか、また人間が幸せと感じるものはなんなのか?憎しみが研究されていないのはなぜなのか?脳とは一体なんなのか?様々なことを科学的に解明した一冊!面白かった!

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    2025年11月29日
  • 脳の科学史 フロイトから脳地図、MRIへ

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    『脳の科学史』と題されたこの本は、フロイトの意識・無意識の話から始められる。著者は、フロイトがもともと神経系の研究を行っていたとし、彼が思弁により精神分析を考え付いたのではなく、おそらくは神経系の知識の基盤があった上で無意識などの理論を構築していったのではないかと論じる。現在意識は、覚醒(arousal)、注意を向けている(awareness)、自己意識(self-consciousness)の三段階の階層があるとされ、さらには意識下の活動が広がっているというように捉えられている。フロイトのこの洞察から始まった意識と無意識の活動を実証的に明らかにしていくというのが、「脳の科学史」だと捉えること

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    2015年11月23日
  • 脳の科学史 フロイトから脳地図、MRIへ

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    何かを調べようと思ったときに、どこまでがほぼ確かなことで、どこまでが仮説段階なのかがわからないケースが多い。
    本書は脳科学において、どこまでがわかっていることであり、そしてそのためにどういった調査手法があるのか、その変遷も含めて丁寧に描かれており、非常に良書と言える。

    あまり脳科学に詳しくないのだが、歴史的に脳の各部位を理解することが行われてきており、特に戦争がその研究を加速させた、というあたりに凄まじさを感じた。

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    2012年08月26日
  • 脳の科学史 フロイトから脳地図、MRIへ

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    脳科学についてパースペクティブに理解できる。MRIの開発者としての識見が面白い。
    ディレクシア、赤ちゃんのはいはいの意味など、話題は多岐にわたるが、<ところが、世間では絶対音感という言葉は誤解されています。特殊な能力ではなく、絶対音感が一般的、むしろ相対音感が特殊な能力なのです。>といったくだりも面白い。
    最相葉月はどう思うだろう。知ってはいたと思うけれど。

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    2011年05月04日
  • 脳の科学史 フロイトから脳地図、MRIへ

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    脳の実験そのものよりも、脳をどう捉えよう、どう計測しようといった試みの記述の部分が興味が惹かれた。水俣病での水銀の測定のゼーマン効果の話は…もっと知りたいと思った。ところどころに脳科学に関して「幸福」だけでなく「憎しみ」について研究するといった示唆に富んだところも。

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    2011年04月27日
  • 脳の科学史 フロイトから脳地図、MRIへ

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    MRI.MRA.fMRIなどの開発に携わってきた筆者が書いた、脳という存在がどのように理解されてきたかの歴史や、この本が出版された時点で理解されている内容などが書かれた一冊

    "脳"の歴史を振り返りつつ、理解していく入門書のような内容

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    2023年05月07日
  • 脳の科学史 フロイトから脳地図、MRIへ

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    著者は日立の研究所のフェロー。長年脳科学のための機器開発や製品化に携わってきた方。
    本書の主題は”脳の科学史”で、脳の役割を歴史的事実から紐解く、であるが、計測機器の開発に携わってきた方だけあってMRI,fMRIなどの機器に対する解説も豊富である。

    脳の研究がどのように行われてきたかの歴史が述べられている。特に精神分析で有名なフロイトが実は神経科学を研究していた背景があり、フロイトの無意識の理論が現代の脳科学の理論に非常にあっているということでフロイトを高く評価しています。

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    2012年07月29日