ヴィジャイ・マハジャンのレビュー一覧
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アフリカ市場がどのような市場であるか、様々な起業家・経営者の話を書き綴っている本です。
☆5にしたのは自分がアフリカ経済について余り知らなかった為、私にとっては非常に有用だったからです。内容自体に関しては、知っている人からすれば大したことはないのかも知れません。実際は☆4.5程度の評価だったと思います。何度も読み返すものでもないですが、知識として確実に仕入れておく必要がある内容でしょう。
簡潔に纏めると。
アフリカ市場は世界10位の規模を持つ経済圏であり、現在急成長中、中国やインドの企業、欧米の企業も続々と参戦している。海外からの投資も順調に増え続け、人々の富は確実に増えている。電話線が -
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★可能性を示す具体例が豊富★インド人の在米マーケティング学者によるアフリカの市場分析。アフリカにいち早く進出したのにはインド人が多いのは、発展の経緯を身をもって知っているからという趣旨は説得力がある。とにかくアフリカでのビジネスの具体例にあふれているのがすばらしい。販売網を整備することで市場を「組織化」する、有線をすっ飛ばし携帯電話がテレビや決済まで手掛ける(いつも不思議なのだがこうした新興国では料金をどうやって払っているのだろう)、ノリウッド(ナイジェリア)の隆盛(といっても映画館ではなく、レストランのテレビで流れる映画を作る)。さらに気になるのが、在外アフリカ人からの送金。ウェスタンユニオ
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本書は、アフリカの可能性を説いた一冊である。
アフリカはAIDSやマラリアが横行し、政治は腐敗している。例えばジンバブエのインフレ率は2006年に1,000%に達し、借入利率は400~500%とされている。
しかしこれは、アフリカの一側面を切り取っただけに過ぎないと著者は主張する。アフリカは今まで施しの対象とされてきた傾向にあるが、それは見誤っている。アフリカ大陸全体を合わせたGDPは世界10位であり(2006年時点)、9億人の消費者や起業家、そしてその予備軍がいる。
アフリカがこれから発展していくポイントとして著者は、主に下記の点を挙げている。
・アフリカ2
→富裕層予備軍とも言い、ボ -
Posted by ブクログ
●内容
・「アフリカ」を俯瞰した感じのマーケ本。「中流」層に向かいつつある「アフリカ2」のセグメントに注目。
・インド出身の経営学者による「アフリカ」マーケットの分析
・インド市場や中国市場とアフリカ市場の成長プロセスが似ていることに注目し、成長分野を語る。
●感想
・「アフリカン・ドリーム」への言及が素敵。その根源は起業家精神だという。
“起業家精神は、アフリカで健在なのだ。起業家は問題を解決する。電力がなくなれば発電機を売る。
金融システムが不安定になれば、為替で稼ぐ。雇用がなくなれば、道端に雑貨店を開く”
・セールスの視点にも通じるのだが、「何もない」状態を「大きな商機」と捉える見 -
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ゼミ選考課題の所感文のために読んだ本
以下その時に書いた所感文
本書では序文で、貧困、紛争、政治腐敗などの悪いニュースに表象される「施しの対象」という世界中の多くの人々がアフリカに対して持っているイメージがアフリカの成長を阻害している最大の原因であるとして大きく否定し、大陸全体で9億人という人口に基づく巨大消費者市場の大きさ、優秀な起業家やビジネスリーダーをアフリカの真の富であると強調している。インド出身でマーケティングのコンサルタントを務めている著者が、自国の現在の経済成長とアフリカの近い未来のそれを重ねつつ、アフリカ経済の勃興を期待している。そのことを大前提とし、第一部ではアフリカ大陸 -
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9億人が生きるアフリカ大陸53ヵ国のうち、2006年の国民総所得の一人あたり平均で12ヵ国は中国より高く、20ヵ国がインドを上回っている。大陸全体の平均ではインドのそれを上回っている。アフリカは意外に豊かな市場なのだ。
むろん、世界の最貧国もアフリカには存在し、問題が山積していることも事実だ。だが多くの課題や欠如があるということは、それだけのビジネスチャンスが開かれているということでもある。
犯罪があろうと政治腐敗があろうと9億の人々が日々のパンを必要とし、インフラが未整備だからこそ携帯電話を求め、貧しいからこそ子供へのよりよい教育を望んでいる。チーター世代と呼ばれる若者層は、民主主義を -
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著者は、ヴィジャイ氏である。氏はテキサス大学経営大学院教授であり、多数の書籍を
執筆していると同時に複数の賞を受賞をしている。
つまり、なかなか信頼が置けそうな人物であるって事。
内容は、「アフリカ市場の将来価値は高い」この一点に尽きる。
そして、それを支える氏の理由は以下の3つと言えるだろう。
1.アフリカは9億人の市場かつ、ブラック・ダイヤモンドと呼ばれる
中間所得層が伸びてきている。
2.言語や宗教が似ている国が多いため、一つ一つの国は小さくても
マージして視る事が可能と考える。
3.優秀な人材・多くの企業が注目をし、参入をしてきている。
ビジネスは基本的に「マクロで勝つ」のが最も -
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