岩井寛のレビュー一覧

  • 森田療法

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    神経症について平易に書かれているので理解しやすい。具体的な治療過程についてもっと知りたくなった。筆者自身の個人的なエピソードも良い。

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    2014年12月07日
  • 森田療法

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    素晴らしい神経質症を克服する実践的な話だった。神経質症だけにかぎらず、ありとあらゆる形の、普通の人の中にも存在する真面目に生きよう、しっかりとしようというような、ごく当たり前の欲求と行動の全てに関する本で、恐れや不安などを取り除こうとせず、あるがままにして、恐れたまま不安なままで生きていくという大事な生き方のメソッドだと感じた。

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    2013年10月04日
  • 森田療法

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    森田療法の本、二冊目。これで、だいぶ森田療法のことがよく分かった気がします。
    著者はこの本をガンを患い、失明した状態で、口述で書き上げたそうです。ご自分の体験も織り交ぜながら、分かりやすく書かれていて、著者を身近に感じました。森田療法といえば「あるがまま」ですが、「かくあるべし」という思いが強くて苦しい方に向けて、何を「あるがまま」にするのか、目的本位に行動するとはどういうことなのか、イメージしやすく書かれていると思います。
    「おわりに」では、自身の闘病体験についても詳しく書かれ、生き方、社会の在り方にまで言及するようなことが、優しさのにじむ言葉で書かれていました。

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    2013年10月01日
  • 森田療法

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    人間と、動物との相違は精神活動にある。
    森田療法では、人間に固有の個的な精神活動と、生物の持つ種の保存機能の2つを合わせて「生の欲求」と位置づけ(=欲求の二面性)、これら二つの側面を以て分析対象を捉える。

    どちらの欲求も人間に持って生まれた機能であり、これらの欲求の内の都合の悪い(=環境に適応しきれない)欲求を無理に抑圧することで神経症の発症原因となる。

    森田療法の要諦は、精神活動としての欲求と種の保存的欲求を基底とした考えを「あるがまま」に受け入れ、「目的本位」に従うことが必要であるということである。

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    2013年06月25日
  • 森田療法

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    若者向けのフリーペーパー「R25」の中の「R25的ブックレビュー」で紹介されていた一冊。
    今週のテーマというのが「生きていくだけなのに なぜ難しく感じるの?」となっていて、その中で一番大きく紹介されていたのがこの本。
    そのコピーは、”生きづらい現代を生き抜くための超一級の人生哲学書”とあった。
    新書の帯には、”不安や葛藤を「あるがまま」に受け入れ、すこやかな自己実現を目指す - 誰もが実践できるメンタル・ヘルスのヒント!”とかなり軽めのキャッチコピー。確かに書名がかなり堅いから売る側の工夫というものなのかもしれないけど、内容は著者の熱意あふれる文体に引き込まれます。
    手話通訳者統一試験をめざす

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    2012年08月17日
  • 森田療法

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    生きることの自由とは意味の実現にかけることなんです。

    森田療法とは

    自己否定的な考え(逃避欲求/より楽な方に逃避したい)を そっくりそのまま受け容れて放置し(あるがまま)
    自己実現欲求(真の欲望)に集中すること
    (目的本位)

    誰しも不安があるのは常。
    ないことにしようすれば却ってそれに気がとらわれる。

    神経症者はマイナスの感情を消そうと無駄な努力をしている。




    対人恐怖症は本当に人が怖いのではなく、
    他人にどう思われるかが怖い。

    つまりどこかで人に期待してしまっている。
    今好かれてるから嫌われたくない
    面白いと思われたいとかいう人のところエゴ。



    ドストエフスキー

    彼自

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    2024年03月09日
  • 森田療法

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    本書は末期ガンによる副作用で失明した筆者が、担当編集者への口述筆記で完成させたものですが、ガンの痛みや身体の不自由さを抱えながら、なぜそこまでして書き上げたかったのか。そこに、筆者自身が「森田療法」具現者としての生き証人足らんとした事実を知ることになります。筆者による「あとがき」で明らかにされる事実はまるで、重厚なミステリーの種明かしを聞かされる様な衝撃と感動が味わえます。
    森田療法とは、神経療法の理論全体を指す言葉です。キーワードは「あるがままを生きる」。ここでの「あるがまま」とは、症例として現れる不安や苦痛をあるがままに受け入れながら、こうありたい自分像に向って(目的本位)行動し、自己実現

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    2023年05月30日
  • 森田療法

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    少々難しい所もあったので、飛ばし読み。

    自分を当てはめながら読んでいたのだが、『生の欲望』が実は自分の中にもあるのかもしれない、と気付かされた。

    例えば、逃避したくなるなどの『あるがまま』の自分を受け入れながら、本当に望んでいる事のために行動を起こす。
    行動を起こす、ことが今の私にはできているだろうか?
    そもそも、本当に望んでいることはなに?

    あるがままを受け入れることに苦しみながらも、行動していくことでいつか行きづらさから解放されるなら、それは希望。

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    2020年04月05日
  • 森田療法

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    ロングセラーらしいですが、症例紹介と「あるがまま」を受け入れるほかない、という仏教的な治療法(?)です。これを読んでも当然「あるがまま」にはなれません。「あるがまま」になろうとすること自体がすでにあるがままではないのではないかとの素朴な疑問もあります。

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    2018年02月17日
  • 森田療法

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    吃音の治療に使われている認知療法について知りたくて読んでみた。古い本だけど、丁寧に平易な言葉で説明してあって、基本的な考え方がよくわかる。

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    2014年03月07日