岐阜県警察山岳警備隊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
横山秀夫先生の警察物が好きだ。組織の枠の中で最大限の努力をする、そのジレンマが面白い。
この本は岐阜県警山岳警備隊発足50周年記念、ということで、北アルプスでレスキューに携わる山岳警備隊や航空隊の隊員、その妻、後方支援、山小屋オーナー等の手記がまとめられている。、警察内の人事等の内向き情報も多く、一般向けを意識しながらも堅い記述が多いが、それがまた警察らしくて良い。遭難シリーズの羽根田治が取材・構成として参画しているので、よくまとめている感じがする。
警備隊を目指して他県から志願したり、航空大学を出てレスキューを目指したり、はたまた山に登ったこともないのに突然任命を受けたり、それぞれの出自の違 -
Posted by ブクログ
岐阜県警察山岳警備隊発足50周年を記念して発行された本。
山岳警備隊員や救助を後方支援している「新穂高登山指導センター」事務局の方、山岳警備隊員の家族、山岳警備隊を支える北飛山岳救助隊の方、山荘小屋番の方などの手記をまとめたもの。
山登りが好きな隊員だけではなく、「体が大きいから」という理由で隊員に任命されているのには驚いた。
装備は持っていればいいと言うものではなく、正しく使いこなせないと逆に危機的な状況を招いてしまう、と言う文章に自分自身を重ねてしまった。
畑違いではあるが、資格を持っていればいいと言うのではなく、これまで以上に技術を磨かないといけないといけないと思った。
山頂を踏まず、 -